フェデラーの11/28バックハンドの分析です。
※ATPファイナルズ・決勝の ナダル対フェデラー戦 のこと
軸脚となる右脚の、つま先の向きに注目してみました。
普段や多くは、ベースラインと平行くらいで打っているのですが、
時たま45度くらいの角度で打ってました。(ボールの進行方向との角度の方が
いいかな? 正確に言うなら135度だが、45度とか60度でも通じると思う)
もちろん、ストレート、クロスの両方に、つま先の向きが何であっても打ってました。
KNの印象としては、
つま先がベースラインと平行くらいの時は小ぶりのスピン、
つま先が45度くらいの時は大きな軌道のスピン
だったように見えました。そして、すごいウィナーをとっていたのは
つま先が45度くらいの時のダイナミックなスピンの時だったように思います。
つま先の向きを変えたのは、
・ボールが来なかったから距離を合わせるため?
・右脚を踏み込んでいく過程でたまたま踏み込み方向がそうなったから?
・より骨盤の回転を使って、球種の異なるボールを打ちたかったから?
・相手にタイミングの異なるボールを打ちたかったから?
どれでしょうか?
それとも、別の理由・目的があるのでしょうか?
そんなことも考えながら、あの試合をもう一度観てみるのも面白いと思います。
さて、以前このブログで表紙の写真を紹介した「こんなにやさしいトップスピン」、
覚えていらっしゃるでしょうか? (1988年1月号だと思う)
あの本では、ストレート/クロスの打ち分けを、
・左膝を大きく送って、クロスに
・左膝を残して、ストレートに
という身体の使い方で打ち分ける方法を紹介しています。(内山勝さんでした)
私はこれでテニスを覚えたので、今でも基本はこれにしています。
しかし、今はどうやっているんでしょうね? あれは22年前の技術なので、
今は少し違うかもしれませんね。