G20財務相・中央銀行総裁会議の共同声明の本当の意味 | KNのブログ

KNのブログ

テニス、生活の知恵、B級グルメ、時事問題、精神世界、その他いろいろ書いています。
      ※使用PCは、ブログ開設時から 「Windows XP」 です。(マシンは2台目→3台目)

間違ったというか、<意図的に誤った方向に誘導しよう>としている報道が
されているので、ちょっと書いておく。


円売り介入制限共同声明を理解できない野田財務相
  10/24 from 植草一秀の『知られざる真実』さん
  http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-d9dd.html

を読んで、強くそう思った。


そこで紹介されているように、
 今回の共同声明のポイントは、
①通貨の切り下げ競争を回避することを明記
②経常収支を持続可能な水準で維持するための政策を追求
③市場で決定される通貨制度への移行を一段と進める
にある。


しかし、これはアメリカの身勝手な要請を決定したものだ。
そのことに気がつかなければならない。
①は、アメリカのドル安は認めるが、それに対抗する
「円売りドル買い介入」などの通貨の切り下げ政策を制限しますよ、
というものである。

③は、市場に対して大きな介入をするな、市場にまかせよという意味以上に、
中国の人民元をメインターゲットにして、大幅な切り上げを求めたのだ。


ご存じのように、市場なんて、莫大な資金を持っている国際金融資本が
かなり自由に操作できる。 ”市場が望んでいない” などというのは、
彼らが望んでいない動きである・方向である、というだけなのだ。
市場にまかせておいたら、莫大な資金を持っている奴が勝つに決まっている!
カジノでは、賭け金に上限を設けて、莫大な資金を使った勝ちを防いでいるが、
残念なことに、金融の世界ではそれが撤廃されてしまったのだ!

そんな不正がまかり通るような世界では、したたかにつきあっていくしか
方法は無い! 公正さが保たれているなんて前提で考えていては、
ハゲタカたちに食いつくされてしまのだ。
用心せよ!!  市場にまかせてはいけない! 上限みたいなものも必要だ!