今回の30日投開票の衆院選で、投票用紙の自動読み取り機
の導入が進んでいるそうだ。
しかし、これで不正が行われる心配がある。
その機械が合っているかどうかは、現物の投票用紙と全数突き合わせ
をしてみないと分からない。それゆえ、現物の投票用紙を処分して
しまうと、永遠に検証が出来ないのだ。
それに、読みとりミスや、内部プログラムのバグがあったら、それも
事前には分からない。ましてや、”調整作業”とか言われて、
それまできちんと動くことを確認した機械を”不正にプログラム改造”
されてしまったら、普通は分からないのではないか?(手段はいくらでも
ある! たとえば、開票作業に当てられる時間帯だけ、不正な動きを
するように改造しておけばよいのだ! そんなプログラムを検証できるのか?)
これは現実に、起こりうることだ。やろうと思えば、不可能ではない!
ましてや、インターネットに機械が接続されてしまうと、不正をやり放題
になってしまう! そして不正をしたことの証拠の隠滅も簡単だ。
この機械を導入しようとしている自治体は、そんなことまできちんと
考えているのだろうか?
不正の起きない、紙のまま(=電子投票でないということ)、人出による
票の読みとり&票の保管の方が絶対に優れている!
少々手間がかかるが、不正が行われないようにする民主主義のコスト
だと思えば、安いもんだ。
この機械を導入しようとしている自治体は、事前にはプログラムの検証が
出来ないこと(特に、悪意をもったプログラムがされている場合には特に!)
ことを知って、ただちに考えを見直してもらいたい。機器の導入を中止して
もらいたい。
そんなことを、きのう8/9の記事:
ひそかにすすむ衆院選大どんでん返し投票機
国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」
http://archive.mag2.com/0000154606/20090809104048000.html
を読んで思った。
実際に起こりうる話なので、真剣に対処してもらいたい。