「スイングの修正可能地点」の節に、
120キロの直球に対して測定したデータがある。
投手が投げてから一定時間たつと、打者の視覚が遮断されるゴーグルを
装着して測定したものだ。
その結果、打者は、
・バッテリー間の1/3まで球が来た時点までに、ストライクかボールか、
外角球か内角球か、などおおよそのコースを判断している
・球が1/2まで来るとバットをテイクバック
・2/3の地点でバットを振り出す
・正確に打つためには、さらに4/5の地点までボールを見続けていな
ければならなかった
プロ野球の一流選手のバットスイングは約0.2秒、イチロー選手で
0.17秒らしい。
自分に最も適した1/3地点、1/2地点、4/5地点を体得しなければならない
と言われている。
テニスにも、この枠組み(眼と体の反応の協調)は使えそうだ。