鳩山邦夫総務相 日本郵政の件は正義感から | KNのブログ

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鳩山邦夫総務相は、正義感から絶対に日本郵政・西川善文社長の続投は認めないようだ。たとえ、そのことで総務相を辞めさせられることになったとしても。



MSN産経ニュースから転載する。
  (2009.6.1 19:52)
(引用開始)
【単刀直言】鳩山邦夫総務相「日本郵政はやり方がずるい」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090601/plc0906012006013-n1.htm  (1/3ページ)

  この前、記者さんに手料理を振る舞おうとしたら包丁で指で切っちゃって…。慌てて救急病院に行ったんだけど、外来の方々が次々に励ましてくれたんです。 「鳩山大臣。郵政のことは妥協しちゃだめだよ、頑張って!」とすごい勢いなんだよ。こっちは血が吹き出るのを抑えるのに必死でそれどころじゃないのに(笑 い)。やっぱり世論ってすごいんですよ。

 世論がすべてとは言わないけれど、やっぱり世の中の人はよく見てますよ。日本郵政が国民共有の財 産である「かんぽの宿」をできレースで特定の企業に渡そうとしたことをね。もし私がそれを認めたら私が不正義の人間になっちゃうじゃない。「正義だけが基 準だ」と言い続けてきた人間が不正義にくみするわけにいかないよ。

 日本郵政の第三者委員会が先月29日にかんぽの宿譲渡問題で出した結論 は「経営判断として著しく不合理性があるとはいえない」だった。まあ、これはしようがない。お手盛りなんだからね…。われわれが指摘した問題点とはかなり 異なっており、到底受け入れることはできません。

 私が入手した情報によると、日本郵政は第三者委員会に都合のよい資料しか出していない。委員会に洗いざらい資料を出す勇気はなかったということでしょ。残念ですね。やり方がずるいね。日本郵政はガバナンス(企業統治)がまったくダメだということですよ。


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090601/plc0906012006013-n2.htm  (2/3ページ)

  子供が生まれたら「悪いことはしてはいけない」「間違ったことをしてはいけない」と教えるもんでしょ。それだけの話だよ。簡易保険の契約者の共有の財産を かすめ取ろうとするグループがあるんだとしか思えない。それを許したら、私は政治家として原点を失ってしまう。この問題は政局でも何でもない。

 だから、自民党で私を批判する人は全く的はずれだと思うよ。間違ったことを正そうとしているのに何で批判を浴びるの?「西川善文日本郵政社長を辞めさせたら郵政民営化が後退する」なんて言いがかりも甚だしい。郵政民営化を進めるためにやっているんじゃないか。

  政治が民営化した会社に口を挟んではいけないというのも間違いだ。経営に直接口出ししているわけじゃないんだよ。改善命令などの監督権や人事の認可権は、 国が株式を所有する特殊会社に対し、総務相に与えられている権限だ。公共性が高い会社だから「間違っているところがあったら政治判断してください」って意 味でしょ。それを行使することは正当な法治国家として当然の行為ではないんですか。それをおかしいというのは正当性がない。


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090601/plc0906012006013-n3.htm (3/3ページ)

 だから私が総務相でいる限り、西川さんが社長でいるとは考えにくいですね。西川さんのことは好きでも嫌いでも何でもない。もしかしたら気の毒な被害者かもしれない。社内の人間が暴走しているわけですから…。だけどガバナンスは社長の責任じゃないですか。

  まだ言えませんが、後任の社長案はあります。「やります」といってくれる方です。実は3月ごろ、麻生太郎首相に「後任はこんな人がいいんじゃないか」など アドバイスしてもらったこともあるんですよ。その後はありませんが…。首相にご苦労をかけたくないから今は日本郵政の件は相談しませんが、首相が私の意向 に反する結論を出すことはないと信じています。

 これは「落としどころ」がある話なんですかね。「正義の物差し」というのは足して2で割ることができない物差しなんですよ。

  兄の鳩山由紀夫が民主党代表に就任したけれど、この件で民主党との連携もあり得ません。兄は郵政について同じ感覚を持っていると思いますけど…。私は永遠 の政界再編論者ですが、郵政を政局にする気は一切ありません。ただの「正義の問題」。でもなんだか世の中は騒がしいね…。

      (酒井充)
(引用終了)


自民党がなんでこんな「簡単なこと」でもめているか、鳩山邦夫総務相の動きをつぶそうとしているかというと、深い問題に波及することを恐れているからだ。


「ゲンダイ的考察日記」さんの記事より転載する:

  日本郵政西川社長留任で暗躍する小泉純一郎の恥部

   http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-723.html

(引用開始)

■麻生官邸にも直接働きかけ?

更迭か留任か―。きょう(6月1日)の鳩山総務相と与謝野財務相の会談を皮切りに、日本郵政・西川善文社長の進退問題が一気にヒートアップする。今月29日 の株主総会が迫っているからだが、再任に絶対反対の鳩山大臣に対し、肝心の麻生首相が再びブレ始めているという。ウラで小泉元首相に揺さぶられているの だ。


野党はもちろん、自民・公明の議員たちも、内心では「国民の財産である『かんぽの宿』を安く叩き売っておいて開き直る西川社長を許せない」と思っている。だが、西川続投に体を張ってまで反対する与党議員は、鳩山大臣以外にいない。なぜなのか。


「それは小泉元首相たちの抵抗がすごいからです。ついには官邸にも電話が入ったそうです。西川続投問題で、“郵政民営化”がおかしくなったら、“選挙がモメる ぞ”という趣旨の話だったらしい。小泉―竹中ラインが決めた西川社長のクビを切るようなら、民営化推進派や小泉チルドレンが黙っていない。党内がグチャグ チャになって選挙にならないけど…、というわけです。これで麻生首相はビビってしまった。それが党内に広まって、幹部たちの間でも西川批判は急に消えてし まい、鳩山総務相だけが浮いている状態なのです」(政界関係者)


■「韓国前大統領のようになるのを恐れている」の声

息子に議席を世襲させ、サッサと政界引退を決めたいいい加減男の小泉が、なぜここまでシャシャり出てくるのか。西川周辺や竹中の要請があったかも知れないが、もっと事情はドロドロしている。


「西川社長が更迭されても、郵政民営化の流れが変わることはないでしょうが、ここ数年の日本郵政の民営化の内情が洗い直されることは間違いない。当然、「かん ぽの宿」のような資産の不当廉価売却はほかにないか、民営化推進のファミリー企業がこっそり利権をあさってないかといった疑惑が調べられる。
それ だけではありません。特別背任未遂容疑で野党議員たちから地検特捜部に刑事告発されている西川社長も、無役になったら捜査される確率が高まる。そうなった ら、何が飛び出すか分かりません。異常に西川留任にこだわる小泉や竹中、さらに仲間の財界人メンバーたちはそこを恐れているのではないか。ある野党議員は 『小泉元首相は、韓国の前大統領みたいになるんじゃないの』とも言っています。ともかく、自分の身を守るために、防波堤である西川社長の交代は絶対にのめ ないのです」(日本郵政に詳しいジャーナリスト)


こうなったら、ぜひとも西川社長更迭を実現させ、ペテン改革者・小泉の悪事や恥部をトコトンあぶり出して欲しいものだ。鳩山大臣は「たとえ総理の方針でも、西川続投はのめない。オレのクビをとるかどっちかだ」と言っている。

(日刊ゲンダイ 2009/06/01 掲載)


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◆日本郵政:西川社長続投 総務相が難色 (09/06/02 毎日新聞より)

  鳩山邦夫総務相は2日の閣議後会見で、政府が日本郵政の西川善文社長続投の方向で最終調整に入ったことについて、「(続投に)首を横に振ったとでも書いて おいてください」と難色を示した。ただ、これまでのような激しい西川社長批判は飛び出さず、「いずれ結論が出る」と述べるにとどまった。
 一方、障害者団体向け割引制度を悪用した郵便法違反事件で、大手広告代理店の子会社の役員の起訴後も、日本郵政がこの大手広告代理店との契約を継続していることを「極めて遺憾で不正義」と批判。契約継続の方針を決めたとされる日本郵政役員らを名指しで批判した。


鳩山大臣よ、ここはトコトン突っ張ってくれ~。

(引用終了)


これらのことを頭に置いて、自民党の茶番劇および、何が国民のためになるのか、誰がそれに反する動きをしているかを見極めよう。
自由民主党なんて、
  自由 → 金権で相手を従わせ、
  民主 → 国民主権でなく、政権与党で談合して「政官業外電の悪徳ペンタゴン」に都合の良い政策・制度にしていく

つまり、金権談合党じゃあないのか?