イスラエル軍、国連運営の学校すら攻撃す | KNのブログ

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イスラエルはひどいなあ!

「ふじふじのフィルター」 さんから転載する。


1/6(火)と1/7(水)の記事から
   1/6(火) イスラエル軍によるガザ空襲地上侵攻は、虐殺。
   1/7(水) イスラエル軍、国連運営の学校すら攻撃す。
 
元記事=
イスラエル軍、国連運営の学校すら攻撃す。


ガザに地上侵攻しているイスラエル軍は、難民キャンプや国連が運営する学校を攻撃した。学校には約450人が避難していたが、45人が殺害された。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、関連施設の所在地情報をイスラエル軍に渡して攻撃を避けるよう依頼していたというから、おそらく、ここなら安全と思って、450人もの人が、避難していたのだろうと思う。そこをイスラエル軍は砲撃したというのは、ガザには安全なところはどこにもないということを住民にしてみせたということなのじゃないかと思う。これは、ガザ住民にとって、すごい恐怖ではないだろうか。

 学校被弾を受け、UNRWAは国際法違反かどうかを含め実態調査を求めたとのこと。人道のかけらもないイスラエルは、国際世論から轟々の非難を受けるべきだ。

 先月27日の空爆開始されてからのパレスチナ人死者は640人に達したが、一般人がほとんどとのこと。


 エジプトのムバラク大統領が、イスラエルとハマスの双方に即時停戦案を提示しているが、イスラエルが攻撃を一方的に行っているのが現状なので、停戦案というよりもイスラエルに攻撃をやめろというのが本当のところだと思う。とりあえず、エジプトの停戦案は、一時的な停戦で人道支援ルートを確保、さらに国際部隊によるエジプト・ガザ境界の監視によって武器密輸防止をはかる、というものらしい。

 エジプト案が目指す国際部隊による境界監視は、イスラエルが求めてきた武器密輸防止のためのシステムと合致するという。ハマスにはわずかな武器すら渡らないようにされるが、イスラエルの豊富な軍備にはお咎めなしのようだから、これからもイスラエルは堂々と武装の度合いを深めていくことだろう。ガザ住民の生殺与奪はイスラエルが握ることには変わりがない。エジプトの提案は、受けるも地獄受けないも地獄なのじゃないだろうか。

 1週間以上も攻撃にさらされ続けているガザの人々の精神的なストレスも相当なものだと思う。耐えられるのでしょうか。

 最新のニュースは以下の通りです。国連安保理は6日夕(日本時間7日朝)、初の公開協議を開いたが、まだ、合意に至っていないとのこと。

ガザ問題に関する安保理協議は4回目。潘基文(バンギムン)事務総長は、ハマスのロケット弾攻撃とイスラエルの「過度の攻撃」をともに批判したうえで、イスラエル軍が国連が運営する学校を攻撃し、児童ら多数の死者が出たことについて「受け入れられない」と述べた。

 また、アッバス議長は学校への攻撃を「虐殺」と呼び、イスラエルの攻撃を批判。即時に停戦しないと、パレスチナの若者を過激化させることになると警告した。ライス長官は「ガザの惨状の原因は、ハマスの活動にある」とハマスを批判、イスラエルには自衛権があると擁護した。

 日本の高須幸雄国連大使は、イスラエルの攻撃継続に懸念を表明する一方、ハマスのロケット弾攻撃に対し遺憾の意を示した。
2009年1月 7日 (水) 経済・政治・国際


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イスラエル軍によるガザ空襲地上侵攻は、虐殺。


 毎日新聞によると、

 イスラエル軍は、年末の27日から、9日連続の空爆で、ガザのロケット弾発射拠点、武器密輸トンネルなどを破壊し、ハマス幹部らを殺害したが、3日夜、ガザに戦車・歩兵・砲兵部隊など数千人で地上侵攻、ハマス戦闘員と交戦した。侵攻に先立ち、イスラエル軍はガザに地上から砲撃を加えたが、イスラエルの民間テレビ。・チャンネル10は民間人被害が甚大なクラスター爆弾が使用されたと伝えた。ガザへの空爆、海上からの砲撃も続いた。 空爆開始以来のパレスチナ人死者は市民を含め500人を超えているとのこと。

 イスラエルは半年前からガザ攻撃の準備に着手していたとのことだ。ガザ地区は、イスラエル軍により完全封鎖され、電力供給が止まり、食料・燃料・医薬品が不足するなどの事態になっていた。ガザとエジプトをつなぐトンネルが掘られ、ガザに物資が運び込まれていたが、そのトンネルも破壊された。イスラエル軍は、ガザ住民がどこへも逃げられないようにしておいて、兵糧攻めにしていたが、それに空から地上から海からと四方八方から爆弾を打ちこんでいるわけで、それは、第二次世界大戦中にナチスが行った強制収容所でのユダヤ人虐殺となんら変わりがない。生殺与奪を手中にして、攻めるというのは、もはや戦争というものではなく虐殺でしかない。

 思えば、第二次世界大戦末期に、米英軍は、ドイツの制空権を完全に制圧した後、無防備都市ドレスデン大空襲を2日間にわたり執拗に行い、一般市民大虐殺を行った。また、米軍は、敗戦が決定的で制空権を失った日本に対し、東京大空襲や広島・長崎に原爆投下をし、民間人の大虐殺をおこなった。このような大虐殺が、戦勝国であるという理由で、不問にされたことが、今日のイスラエルの暴挙を許している気がしてならない。決して、太平洋戦争は、日本が悪くなかったなどという気は全くないので誤解のないようにお願いします。戦勝国がしても敗戦国がしても、悪いことは悪いとするべきです。

 ガザで大虐殺を行っているイスラエルに強い憤りを覚えるが、アメリカが、このイスラエルを支持している。国連は、常任理事国のアメリカが反対すれば、機能することができない。国連も常任理事国だけで事を決めていくシステムを改めなければいけない時期になっているのではないだろうか。すべての国に同じ権限が与えられてしかるべきだと思う。


 また、日本の資金がアメリカを通してこの戦争を支えているというのは、間違いないところだと思う。私たちの税金は、ガザの人々の殺りくにも使われていると思う。

 暴力団対策には資金が暴力団へ渡らないようにするのと同様に、日本は、アメリカの軍事費へ日本の資金が渡らないようにすることが、一番の対策だと思うけど、今の自公政権では、そんなこと絶対にできないだろう。要求に応じて、ホイホイと従うだけだと思う。

 国内外の状況は、今ほど危険な時はないというのに、麻生政権は、絶対にこのような緊急事態に、対応できるような政権ではない。

 とにかく、日本では、何をするにしても、政権交代させなくてはいけないとは、もどかしい限りです。
2009年1月 6日 (火) 経済・政治・国際