ニック・ボロテリが言っている「ドロップステップ」に詳しくなろうというコーナー。
まずは、バスケットと、テニス(ボロテリ系?)で、「ドロップステップ」の意味が
違っていることの認識をすることから。
次の動画を見てください。(バスケット用)
・Post Player - Drop Step
http://
意味合いは、こっちのビデオの方がよく分かると思う。
・Basic Basketball Moves & Drills : Basketball Moves: Drop Step
http://
つまり、バスケットにおけるドロップステップは、
進行方向側の脚について、後方少し外よりに(大きめに)ステップして、
方向転換と回転を行うもの
なのだ。
一方、テニスでは、ボロテリが「テニス コーチング」の中で次のように
言っている。
・第2章「必殺フォアハンド」④フットワークパターン (5)ドロップステップ
2歩目のステップを強く、効率的にするために1歩目を少し後ろに引き
ステップする。前や横に移動する場合、多くの選手がドロップステップを
使用する。
・第3章「必殺バックハンド」①第1歩目の反応
反応時間を短くする最も大きな要因は、第1歩目の動きである。
ドロップステップは、重心を低くして、身体の移動に体重を利用する方法
である。右利きの人がバックハンド側にくるボールに反応する場合、
左脚を少し曲げ、上半身を始動する位置へ導く。右脚がクロスするときに、
左脚が力を発揮し始動するための牽引力となる。
あいかわらず、わけのわからないことを言っている。フォアとバックで言っている
ことがかなり違っている。おそらく、翻訳のせいではなく本人の言葉がそうなのだろう。
ボロテリが言いたいことは、膝を少し曲げて、脚を少し後ろ・少し中心よりに引いて、着地したその脚で蹴って、前や横に移動することだと思う。
「脚を少し後ろ」という所がミソだ。これで、着地した脚でしっかり蹴れるように
なる。単に中心寄りに着地した場合と比べてみて欲しい。
また、前に移動する時に使えるのもメリットだ。
テニス(ボロテリ系?)で言うドロップステップは、リカバリの1歩目や、
前へのスタート(=走る)、スタンスが広い時の1歩目に丁度良い。
リカバリなど方向転換の要素が強いときは、着地は中心近くで、
そうでないときは元の足寄りだ。