今回の最高裁裁判官任命は非常に危険な方向のようだ。
国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」より転載する。
http://archive.mag2.com/0000154606/20081030070817000.html
非常に危険な方向に政府が移行している。
<元外務省事務次官で、小泉政権の戦争政策べったりだった人物が
最高裁長官へ>
今回の最高裁の長官に、密室での裁判を行う「秘密裁判」(別名 裁判員制度)
を導入する主導となった人物が14人抜きで就任するという。
とてもまずい。
この裁判員制度という制度は最悪の制度である。
つまり裁判員だけがその裁判を知ることができるが、
その代わり、マスコミは一切その事件について報道できないという
最悪の裁判なのである。
裁判員も、もし少しでも口外したら、刑罰が与えられるという。
つまり、これは「公開された裁判」ではなく、「マスコミに報道させない」
秘密裁判を導入するためのものなのである。
しかも裁判員などというものはお上が勝手に決められる。
非常に危険である。
高野 善通のブログ雑記帳
http://www.interq.or.jp/enka/svkoya/blog/enka/index.html
より 以下引用
竹内行夫(元外務事務次官)最高裁裁判官に不信任を!
10月21日,麻生内閣は竹内行夫元外務事務次官を最高裁裁判官に任命しました。
竹内行夫は,2002年から2005年まで外務事務次官を務めた人物です。
小泉政権のイラク戦争支持やイラク派兵を進めた張本人で,イラク戦争支持の日本政府に抗議した天木直人元レバノン大使をクビにした張本人でもあります。
しかも,イラク派兵については,2008年4月17日,名古屋高等裁判所において違憲判決が下されており,政府は年末にもイラクから自衛隊を撤退させる方針です。
竹内は,まさに,憲法違反と断罪されたイラク派兵を進めた行政のトップだった人物です。憲法違反の政策を行った張本人です。
そのような人物を,政府が違憲立法審査権を有する,憲法の番人たる最高裁裁判官にすえる,ということは,政府による平和憲法に対する明らかな「挑戦」です。
違憲判決が出た直後の最高裁人事ということからも,政府による司法への介入の狙いが見え隠れします。
竹内は,小泉の対米盲従外交を支え,違憲の海外派兵を推し進めた本人です。今後政府が海外派兵を進めていく上で,名古屋高裁のような違憲判決を今後出ては困る,そこで政府が司法府に対する縛りをかけるために最高裁に竹内を送り込んだと考えるべきではないでしょうか。
この最高裁人事は,政府の「今後も違憲の海外派兵を進めていく」という明確な意思に基づくもので,その先には明文改憲も視野に入っています。
このような人事を絶対に許してはなりません。
以上引用