正解/不正解に反応する2種類の神経細胞群がある | KNのブログ

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これは、まだ紹介してなかったと思う。
理化学研究所の研究結果です。

“正しいことは褒め”、“間違った際には指摘する”ことの方が、学習が早い!
というものです。

しかし、サルと人間が決定的に違うところは、人間には「自我」がある!
この自我が、学ぶ上で障害になることが多いのだ!
  ・おれは出来ているから、これはおれに関係ない、おれには必要ない
  ・おれが間違っているって? おれは正しい!
   (←間違っているのは、アナタが選択した考えです[かつては適切だったが])
人間、素直であれば、学びも早いのだ!


元記事=正解/不正解から学ぶ脳のメカニズムを発見
  --脳科学の教育への応用に新たな手がかり--
  http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2007/070423/index.html
  (その次のページの、リリース本文もぜひ読んでください)
人間やサルなどの霊長類は、額のすぐ奥に位置する「前頭前野」が大きく発達しており、高い知的能力を発揮しています。前頭前野は、複雑な生活環境の中で、柔軟に対応して適切な行動をする際、重要な働きをすることがわかっています。例えば、新しく住む街のスーパーマーケットで、買いたいものをすぐに見つけられたり、あちこち動き回ってもなかなか見つけられなかったりすることは誰しも経験していることです。その際、前頭前野が強く働いていることは脳を外部から計測する機械(fMRI)などでわかっていましたが、個々の神経細胞が、どのように関わっているかは、わかっていませんでした。

 理研脳科学総合研究センターの認知機能表現チームは、正解か不正解かを示すことによって正しい行動を選ぶようにサルに学習させ、その際に前頭前野の個々の神経細胞が、どのように反応しているか調べました。その結果、正解/不正解に反応する2種類の神経細胞群があることを世界で初めて明らかにするとともに、これらの神経細胞の反応は、正しい行動が十分に学習された後には消失することを突き止めました。
 これら一連の発見は、教育場面で、“正しいことは褒め”、“間違った際には指摘する”ことの有効性を脳科学研究の立場から支持するものであり、教育効果を高めるための評価法の開発に一石を投じるものです。