第4セットが終わって、錦織がメディカル・タイムアウトをとる。
大丈夫か? ちょっと心配だ。
第5セットにドラマがあった。
2-1からの第4ゲーム、フェレールのサービスゲームをデュースに持ち込み、
粘って何回かデュースの後、ブレイクして3-1。1ブレイク・アップだ!
5-3からの第9ゲームは、錦織のサービング・フォ・ザ・マッチ。
30-30から30-40となって、フェレールにブレイクポイント
を握られてしまうが、デュースに追いつく。
錦織が次のポイントを取り、マッチポイントをむかえるが、フェレールが
ふんばり、デュース。そして次の2ポイントはフェレールが取り、
5-4のイーブンとなる。さすがフェレール、世界のトップ選手だ。
5-4からの第10ゲーム、フェレールがキープして5-5と追いつかれた。
第11ゲームは、割とあっさりと錦織が取り、6-5とプレッシャーを
かける。
6-5からの第12ゲーム、フェレールのサービスゲーム。
30-30から錦織が攻め、30-40となり2度目のマッチポイントを迎える。
しかし、フェレールがセンターに速いサーブを決め、デュース。(オン・ザ・ライン)
デュースから、(錦織の少し浅くなった緩めのボールを)フェレールが
ボレーに出てきたが、これが少し甘くなった。錦織が横にダッシュ&少し前に
出ていって、ダウンザラインにパッシングショット。これが決まって、アドバンテージ
錦織となり、錦織が3回目のマッチ・ポイントを握る。
錦織のリターン、そしてもう1球返し、(フェレールの)5球目。
クロスに打たれた鋭いボールを、錦織がやっと追いついてロブで深く返す。
このボールがオンライン気味で、フェレールの返球がまん中浅め・甘めになった。
そこを錦織が前に詰めていって、得意の逆クロス。日本人としては71年振りの
4回戦進出が決まった。(全米では神和住純選手を抜いて、71年振り)
このシーンは、ニュースで流れるんじゃないかな?! 確認していただきたい。
上記が、第5セットのSTATS。
この闘いで、体力が消耗したときの闘い方、トップ選手の心技体を味わった
ことだろう。錦織圭がますます強くなることを期待する。
ちなみに。記念に(?)、と思って、2台のDVDレコーダーに録画した。
永久保存版かもしれない。(笑)
次の4Rは、デル・ポトロ選手。第17シード、直近の4大会で優勝して
いる絶好調の選手。ジュニア時代から錦織も尊敬している選手で、錦織の1つ
年上だそうだ。
もしそれに勝つと、R8の対戦相手はバブリンカ(10)とマレー(6)の勝者だ。