パワフルなバックハンドを魅せてくれたジュスティーヌ・エナン。(ベルギー)
彼女のバックハンドの秘密に迫りたい。
今回は、左手。 通常は、特に大きな意味を持っていないように思える左手だが・・・
左手の手のひらを上向き、右手の手のひらを下向きにすると、胴体を左にねじり
易くなります。フォアハンドのフォワードスイングで使われていますね!
これを、バックハンドのテイクバックでエナンが使っているのではないかと思われる
のです。本人は特に意識していないかもしれませんが・・・
エナンは、まず左手でラケットのスロート部を回してグリップチェンジをしています。
そのあと、テイクバックをするのですが、テイクバックをした状態では手の甲側が
かなり屈曲し、左手の手のひらをできるだけ上に向けているような形に見えませんか?
そのあと、左手の手のひらが上を向くようにラケットを下ろしてきて、そこから
ラケットを振り出しています。振り出したときの左手の手のひらは、ほぼ上向きです。
参考動画: http://jp.youtube.com/watch?v=LaoUTOnx-IM
これが、テイクバックの時にひねりをし易くし、フォワードスイング時に左側に芯を
作って右側の開き・右側の脇の伸ばしで打てるようにするテクニックなのか?
次回の練習では、このあたりを確認・検証してきます。
(続く)