アクア MXPK16 (4WD) KYBダンパーテスト | サスペンション開発日記

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KYBダンパー&スプリングの開発テストのレポートとレース活動の報告です!

アクア MXPK16 テストしました。
 
 
 
今回は2代目アクアで初めて設定された
4WDの「E-Four」です。。。
 
 
2WDモデルと運動性能関係で大きく異なるのは
E-Fourシステムによるリヤの重量と
サスペンション形式でしょうか。
 
2WDに比べてリヤが100kg重量増のE-Four
なかなかの差ではありますが
一般走行レベルでは意外なほど重さは感じませんw
 
リヤサスペンションは2WDがトーションビーム式に対して
4WDはダブルウィッシュボーン式
 
この違いもあってか、2WDに比べて
ステアリングのリニアリティも高く
全体的にしっかりしている印象です♪
 
基本的には速度全域でしなやかな乗り味
落ち着いた乗り味・操作感は2WD同様で
アクアならではのフィーリングといったところです(^^♪
 
 
今回のテスト車グレードは15nchタイヤの「X」
 
まずは毎度のノーマルストローク関係のデータ取り
 
 
フルストローク時の状態
 
 
ドライブシャフトとボディのクリアランスが約10mm
 
 
バンプクッションのたわみ量を考慮して
量産時の本体ケース長短縮の参考にします(^_^)v
 
 
その他クリアランスや各構成パーツを確認
 
それから試作品の装着です。
 
 
テストアイテムは毎度の2種類
『NEW SR MC』 & 『Lowfer sports』 
 
 
 
フロントは2WDと共用設定
リヤは4WD専用設定です(^_^)v
 
 
まずは 『NEW SR MC』 からスタート
 
 
 
 
 
2WDの時に感じたほどの強い硬さはないものの
フロントからの入力感はダイレクトで
常時ビリビリした感触があります・・・
 
フロントからの入力の強さで
結果、全体バランス的に乗り心地は硬く
『NEW SR MC』のフィーリングからは外れてます。
 
やはり今回のフロント減衰力はダメでしたね。。。
 
 
続いて 『Lowfer Sports』 
 
スプリングはESPELIR Super Down Susを使用します。
 
 
 
 
本体ケース長は前後ともに-20mm短縮して
バンプストロークを確保してあります(^_^)v
 
前出のフロントフルストローク時に確認済みの
ドラシャクリアランスからして、
これ以上の本体長短縮はNGですね(^_^)v
 
フロントのフィーリングは
NEW SR MCよりマッチングは良好w
やや硬めか?レベルでNGまではいかない内容でした。
 
4WDではOKにしても良い内容ですが
減衰力ダウン方向の修正品が出来てから
再確認してみようと思います。。。
 
 
ということで2WD同様
フロント減衰力修正品で再テストします(^_^)v
 
 
 
完成まで今しばらくお待ちくださいませm(_ _)m