オデッセイ RC1 KYBダンパーテスト | サスペンション開発日記

サスペンション開発日記

KYBダンパー&スプリングの開発テストのレポートとレース活動の報告です!

オデッセイ RC1  テストしました。
イメージ 1

今回のテスト車はスタンダードモデル 2WD(FF) 
グレード「G・EX」 です。。
5代目となった「オデッセイ」
先代までのこれまでのモデルは4枚ヒンジドアでしたが今回から左右のリアドアがスライド式になりましたね。
全高も高くなり、いわゆる一般的なミニバンスタイルにイメチェンしました。
気になる足回りはというと、、
フロントがマクファーソンストラット、リアがトーションビーム式となり
ある意味こちらも一般的なミニバン仕様となりましたね。。。
そんな新型のオリジナルフィーリングはどうでしょう、、、
オデッセイと言えばまず「走りの良さ」が特徴ですが
外観こそ完全ミニバンになったもののハンドリングの良さは健在ですね。。
ただ、ドライバーさんは軽快なフットワークで楽しく運転出来ているのですが
後部座席は決して楽しい時間を過ごせてはなさそう(~_~;)
単純に「硬い」のです。。。
そして入力感にも角がありファミリーカーとしての質感はどうなんでしょうね・・・
走行フィーリングを済ませた次はストロークデータを細かく取ります。
バンプタッチまで フロントは 6mm  リヤは 8mmと前後ともに少なめではありますが
前後ともにウレタン製の長めのバンプクッションを採用しており
たわみを積極的に使うタイプのようです。。
そんな内容も把握しつつKYB品のテストに移ります(^^♪
今回も用意した試作は毎度の2アイテム
『NEW SR SPECIAL』 & 『Lowfer Sports』
イメージ 2

なのですがスタンダードモデル用とAbsolute用を各々作りましたのでいつもの倍あります(笑)
フロント、リヤともに2WD専用品
まずは 『NEW SR SPECIAL』 から装着&フィーリングチェック
スタンダードモデル用からいってみます(^^)v
イメージ 3

オリジナルフィーリングのリヤ強めの入力感は残りつつも、
不快感は無く問題ない範囲です(^^)v
フロント収束性は向上して、しっかり感が解りやすくなっているのがポイント高いですねww 
イメージ 4

ボリュームアップ感は強過ぎず程良いレベルなので乗り心地も問題ナシ。
良い感じにまとまりました(^^♪
続いて減衰力高めのAbsolute用を着けて共用出来るか? 確認です。。
イメージ 5

なんとなく結果は見えてましたが・・・(笑)
全体的に強過ぎでだいぶ硬い((+_+)) 
運転していても常時体が揺れるレベル  
これでは家族で使うためのクルマになりません。。。
ということで一発NG!
続いて 『Lowfer Sports』 
今回も RS-R Ti2000 DOWN との組合せでチェックしました。
イメージ 6

『NEW SR SPECIAL』 で確認出来たので
スタンダードモデル用のみでフィーリングチェックです!
収束性は向上して好感触なのは NEW SR SPECIAL 同様ですね(^^♪
ダンパー単体の内容は問題ナシでした。。
ただこのクルマ、今回解ったことは、、
リヤのバネレートが高いことで色々ややこしくなっているように思います。
次に控えるAbsoluteはもっとハードなセッティングになっているので
今回のスタンダード用はあえてオリジナルよりもソフトなセッティングにしても良いかなと。。。
そんなことも視野に入れて 『L・H・S』 を作ってみたいと思います(^^)v
ということで、、
『NEW SR SPECIAL』 & 『Lowfer Sports』 は完成です!
続いてAbsoluteのテストと、
後日ローダウンスプリング 『L・H・S』 のテストもやりますのでお楽しみに(^.^)/~~~