ピクシスメガ LA700A KYBダンパーテスト | サスペンション開発日記

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KYBダンパー&スプリングの開発テストのレポートとレース活動の報告です!

ピクシスメガ LA700A テストしましたww
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今回のテスト車はグレード「D」
NAエンジンの2WD(FF)です。
ダイハツ ウェイクのOEM供給車で、トヨタブランドのモデルであるこのクルマ
御存知の通り基本ベースはタントなのですが、、
全高は1835mmと軽乗用車の中では最も天井が高い! 
タントより85mmもノッポなんです(^^♪
とはいえ重心高は10mm程度の上昇にとどめてあるおかげで
走り自体は腰高感を強く感じる訳ではないところが素晴らしいですねww
アクティブ路線のピクシスメガ(ウェイク)だけに
タントに対してフロントダンパーのピストンロッドはφ18→20にサイズアップ
高剛性化が図られています。
リヤダンパーは容量自体もサイズアップされています(^^♪
走りのフィーリングは比較的スポーティな雰囲気。。。
さすがにこれだけ背が高いので安定性を重視しているのでしょうか(^^)
最初のテストなのでお約束のオリジナル状態の寸法・ストロークのデータ取りからスタートですww
フロントが意外にもバンプストロークが少なめ・・・
バンプラバーもタントよりちょっと長いものが着いています。
リヤも長めのバンプラバーが採用されていますがストロークは十分ありますね(^^)v
そんな事も頭に入れつつ、試作品のチェックしていきます。
今回も用意した試作は毎度の2アイテム
『NEW SR SPECIAL』 & 『Lowfer Sports』
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フロントはリバウンドスプリング入り仕様です。。。
まずは 『NEW SR SPECIAL』 から装着&フィーリングチェック
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走り出し一発目から変化感がしっかりわかる内容
オリジナルより更にグッと引き締まった感じのしっかり感がちょうど良いです(^^)v
ブレーキング時などの安定感などもすごく良い感じですね~
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発進、減速時の大きな動きもしっかりおさえられていて運転しやすいハンドリングバランスになりました!
続いて 『Lowfer Sports』 
今回も RS-R Ti2000 DOWN との組合せでチェックしました(^^♪
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収束感については 『NEW SR SPECIAL』 同様しっかりしていてバッチリなのですが、、 
フロントのバンプストロークが少なめなのがちょっと影響します。
ちょっと突き上げ感が強いかな・・・
車高の下げ具合にもよるのですが
ダンパーケース長を短縮してストロークを確保するのが突上げ解消には一番効果的。
バンプクッションをカットする対策は一般的なのですが
「たわみ」の特性が変わってダイレクトな「当たり感」になってしまうので好きじゃないんですね。。
バンプクッションはなるべく切らずに「たわませる」
このやり方を可能な限りやるようにしています(^^)v
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ということで、、
フロントの試作品はケース長がノーマル比-10mmだったのですが量産仕様は-20mmに変更しましょう。
たったの10mm差ですがかなり違うんですよ。。。
今回もスムーズにダンパーのフィーリングチェックが出来ました。
『NEW SR SPECIAL』 & 『Lowfer Sports』 は完成です!
後日ローダウンスプリング 『L・H・S』 のテストやりま~す(^.^)/~~~