デリカD:5 CV1W KYBダンパーテスト | サスペンション開発日記

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KYBダンパー&スプリングの開発テストのレポートとレース活動の報告です!

デリカD:5 CV1W テストしました。
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今回のテスト車は 2.3L ディーゼル 4WDの 『D-Premium』 
2013年 1月よりラインナップに追加された
2.3リッターのコモンレール式DI-Dクリーンディーゼルエンジンと
INVECS-II 6速スポーツモードATの組み合わせ
待望の「四駆といえばディーゼル」といった定番のカムバックですね。。。
オリジナルのフィーリングはというと、、、
昨今流行りのディーゼルエンジンの様な軽やかなモノとはちょっと異なる穏やかな感じ
それに合わせてハンドリングも全体的におっとりしているフィーリング
オンロードユース主体のある程度キビキビ感を持った普通のミニバン的要素とはやはり違いますね。。。
やはりクロカン系オフロード車の 「デリカD:5」
このあたりのトルクフルでいかにも走破性の高いゆったりとしたドライブスタイルこそが
このクルマのキャラクターなんですね(^^)
走行フィーリングチェックの後は
オリジナルのサスペンション寸法データ取り。。。
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これ・・・ とても時間と集中力が必要な作業なんですがとても大事な作業なんです(^^)v
そして試作品の装着チェックです
今回のテストアイテムも毎度の2種類
『NEW SR SPECIAL』 & 『Lowfer Sports』
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フロントはリバウンドスプリング入りのマクファーソンストラット用ダンパー
リヤはマルチリンク式なのでスタンダードなダンパー形状です。
まずは 『NEW SR SPECIAL』 から装着&フィーリングチェック
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大幅なボリュームアップ感は無いものの、ほど良く全体的なスタビリティが上がっています。
走り出しからいきなりシャキッとした感じではなく
中・高速走行時に収束性の良さを実感出来る内容になっています。。
エンジン&トランスミッションのフィーリングにも良くマッチした雰囲気(^^♪
どことなくおっとりしていて乗り心地は良いです。
飽きのこないフィーリングは従来のデリカスペースギヤのフィーリングに近い雰囲気かも。。。
一方で通常ミニバンのようなレスポンスアップを求めるユーザーにはやや変化感は乏しいかも・・・
とはいえ、、オリジナルの良さを引き出すコンセプトの 『NEW SR SPECIAL』 
これが正解なんです(^^)v
続いて 『Lowfer Sports』 
今回もRS-R Ti2000 DOWN を使用しました。
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ダンパーのフィーリング自体は 
『NEW SR SPECIAL』 より若干ボリュームアップ感がある感触ですが
前面に出しゃばる様なイメージではなく、ほど良くしっかり感がアップしている内容で問題ナシ!
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前後ともに -50mm ローダウンともなるとずいぶん雰囲気変わりますね。。。
このクルマの場合 ①「車高そのまま」 ②「車高1インチアップ」 ③「車高ダウン」
まー、さまざまなパターンがあるのではないかと。
①②の場合は 『NEW SR SPECIAL』
③の場合は 『Lowfer Sports』 
を御用命くださいね。。(^^)v
ということでダンパー仕様はこれにて問題無し
『NEW SR SPECIAL』 & 『Lowfer Sports』  完成です(^.^)/~~~