神様の通訳《問題を解決できる指導者》 | ベースボールバイブル
こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。


今シーズン好調の広島東洋カープ。


今年は打線が強力ですが、その打線を支えているのが3人のコーチなんですが…


面白いコラムがありました。
↓↓↓
強力・広島打線を支える3人のコーチ
“神様”と“凡人”をつなぐ“通訳”(週刊ベースボールONLINE)



このコラムによると石井コーチの信条は…


「押しつけない。ヒントを与える」


こういう指導だそうです。


これは個人的には大賛成です。


というのも、


昨日、高校野球の1回戦を見に行ったんですが…


そこで負けたチームのスイングが全員一緒だったんですよね。


ゾッとしながらその原因を考えてみたんです。


すると、


僕の中ではこんな答えが出てきました。


今はインターネットで情報がすぐ入ります。


で、


その数ある情報の中で指導者が「コレだ!」と信じる。


その「コレだ!」を選手に伝える→押し付ける。


選手に選択肢は与えられない。


結果、全員が同じ打ち方のチームが出来上がる。


こんな感じなのかな。と。


まあ、


それでも打てたらいいんでしょうけど…


やりにくさを感じた選手もいるんじゃないかなと思いますね。


ちょっと話は逸れてしまいましたが…


ヒントを与える指導というのは本当に素晴らしい。


でも、どれだけヒントを与える指導だと言っても多少は自分の考えを押し付けてしまうことがあると思います。


ところが、今の広島にはそういう場合でも助けてくれるコーチがいるんですよね。


それが東出コーチです。


石井コーチの「通訳みたいなもん」と自称するのが、今季から背番号72番のユニフォームを着る東出輝裕打撃コーチ。優れた打撃理論と分かりやすい言葉を買われ、引退即1軍のコーチとなった。 東出コーチは言う。
 
「緒方(孝市)監督もそうだし琢朗さんも、神様みたいな人なんだよ。もちろん分かりやすく言ってくれているんだけど、俺たち凡人には分かりにくい感覚がある。それを伝えるのが俺と迎の仕事かな」

石井コーチの指導を、角度を変えて、別の場所からもアプローチする。1366安打も打っていれば、そうではなさそうだが“凡人”が指導に厚みを出している。 そして何より緒方監督が「ずっと感覚が似ていると思っていた」と話すように、指揮官と石井、東出の両打撃コーチ、迎祐一郎打撃コーチ補佐の打撃理論が一致していることが大きい。ベンチでの助言にも食い違いがなく、だからこそ、好不調の見極めも素早いのだ。


高校時代の東出コーチを知る僕としては彼が凡人だなんて絶対に思いませんが…


チームに東出コーチのような存在がいてくれたら助かりますよね。


実績のある指導者がいる。


自分の感性を押し付けてくる。


こっちは全然理解できない。


理解できないもんだから指導者はどんどんヒートアップする。


結果、グチャグチャ。


バッティング指導ってこういうことがそこら中で起こってますからね。


そこからの逃げ道がある。


選手だったら助かると思いますね。


まあ、


彼と話してみると分かりますが、彼の言葉は本当に分かりやすいんですね。


まあ、そもそも頭が良いですからね。オール5の生徒でしたから。


おそらく物事を分析する能力が極めて高いんだと思います。


だから思うんですよ。


どれだけ理論武装しても、目の前の物事を分析して問題を解決するための手助けができない指導者っていうのはダメな指導者なんだろうな…


って。


一方通行では本物の選手は育たないような気がしますね。


まあ、これは僕が勝手に思ってるだけなので適当に聞き流しておいてください。


では、また。



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