ホームランを捨てるということは… | ベースボールバイブル
こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。


この間、こんな記事を見つけました。





由伸監督・ルーキー“放置”

「内田コーチとも話をしましたが、やってきたものをそのままやらせてみましょう」と今後の方針を伝えた。編成部門が自信を持って獲得した若武者たち。それぞれ長所を持つ新人をまずまずは見守っていく姿勢で、内田打撃コーチも「まだ紅白戦もオープン戦もやっていないのに直しちゃダメ。まずは持っているパフォーマンスを出してもらいたい」と補足説明した。



プロ野球選手ですからね。


当然といえば当然です。


けど…


すぐにいじりたくなるのが野球界なんですよね。


毎年、そこら中で当たり前のように、まだ試合に出てもいない新人選手のスイングがいじられています。


でも、もしこんなスイングの選手がチームに入ってきたらどうするんでしょうね?





大変なことになるんじゃないでしょうか。


あっ!


ちなみに、このハンター・ペンス選手の年俸は21億円です。


まあ、いじって良くなる選手もいるわけですから、いじるのが悪いとも言えないんですけどね。


でも…


指導者の枠に嵌めてしまうのはどうなんでしょうね。


基本的にですよ。


アマチュアの場合はホームランが打ててナンボです。


要は振れてナンボなわけです。


でも、


それだと打ち損ねが多いからという理由でフライを打ち上げることをダメだと言う。


それだと試合に勝てないからという理由でチームのためのバッティングをさせる。


まあ、悪いとは言いません。


それも野球では大切なことですからね。


ただ…


そういう選手が注目されるようなことは、ほぼほぼありません。


要するに、


夢を諦めてしまっているような…


そんな選手を育ててしまっていいのかなと思うわけです。


指導者は選手にどんなアドバイスすればホームランが打てるようになるのか?


選手はどうすればホームランが打てるのか?


共に目指しているのはホームランである!


こんな関係だと面白いなと思うんですけどね。


小学生や中学生でホームランを捨てるということはプロ野球選手になるという夢を捨てるということとイコールであると。


僕自身はそんな風に考えています。


ただ…


腹立つんですけどね。


1年間監督をやりましたから。


よく分かるんですよ。


どうしても1点が欲しい場面で0アウト3塁。


小学生ですから、ほぼほぼ前進守備です。


チョンと当てたらヒットやんていう場面。


そんな場面でウチの選手はよくピッチャーフライやキャッチャーフライを打ち上げてくれました。


イライラしますけど…


ピッチャーフライやキャッチャーフライとホームランていうのは紙一重なんだと言い続けていたわけですから怒るわけにはいきません。


だから、そういう時は「なんや!あの低いピッチャーフライは!もっと高いフライを打たんかい!」って怒るようにしました^^;


試合によっては打者一巡、全員フライアウトっていうのもありましたし…


まあ、監督としては何しとんねんて思うんですけどね。


だって、


こっちが求めてるのはホームランなわけでフライアウトではないんですから。


それでもホームランを打ちにいってそうなるんだったら、まだ救いようはあるなと思います。


でも、


ホームランを打ちにいってないんだとしたら…


夢を諦めたのと一緒なんです。


選手の野球人生ですからね。


その選手の夢がプロ野球選手なんだとしたら、その夢を実現させるために必死になるのが監督である僕の仕事なわけです。


まあ、そうそう甘い話ではありませんが…


諦めるのはまだ早い!


いつか必ずホームランが打てる日が来る。


ホームランが打てるようになったら夢が叶うかもしれない。


そんなことを考えて僕は指導していました。


まあ、参考まで。


では、また。




【DVD】強い打球を打ちたければ、これを見よ!¥3,480


アマゾン以外での購入をご希望の方はコチラからどうぞ。
↓↓↓
たった10回の素振りでスイングの音が変わった・・・
強い打球を打ちたければ、これを見よ!¥3,480