子供たちはどの選手が良い選手なのか分からなかった… | ベースボールバイブル
こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。


学童野球の指導者になって、
面白いことに気付けたんです。


それは、


選手は何も分かってないという事です。


あっ、


もちろん分かってる選手もいます。


けど・・・


分かってない選手が多いんですよ。


知識なんていう話ではありません。


そういう次元の話ではないんです。


何を分かってないのか?


それは、


良い選手が分からないんです。


反対に、


下手な選手も分かりません。


試しに子供たちに聞いてみて下さい。


対戦相手の選手を見て、


「この中で誰が良い選手やと思う?」


って。


おそらく、


ほとんどの選手が分かっていません。


まあ、


当たり前と言えば、当たり前です。


例えば僕も、


何も知らないダンスを見せられて、


「誰が上手いか分かりますか?」


って聞かれたら戸惑うでしょう。


よくよく考えれば当たり前の事なんです。


けど・・・


僕はその事に気付かずに子供を指導していたわけです。


子供にとっては困ったものです。


だって、


何が良くて、何がダメなのかを分かってないんですから。


自分の理想がないわけですから。


何を言われても受け入れるしかありません。


理想も何もなく、言われた事を言われたようにやる。


それが自分に合うのか、合わないのか・・・


それがやりやすいのか、やりにくいのか・・・


それが自分の理想なのか、そうでないのか・・・


そういうのは一切ないわけです。


ただただ、


僕の話を聞いて、
言われた通りにしようとするわけです。


そりゃあ、


成長してくれるはずがありません。


良い選手になったら逆に怖いですよね^^;


で、


実際に子供たちは成長してくれなかった。


その時に、


なんかおかしいな・・・


と気付いたわけです。


まあ、要するに、


子供たちは僕が思ってるほど野球に興味を持っていなかった!


という事です。


それは仕方ないのかもしれません。


だって、


テレビで野球を見る事が少なくなってるわけですからね。


じゃあ、


インターネットで野球を見るかといったら・・・


野球以外に面白いものが山ほどあるわけです。


ただ、ですね。


やっぱり興味を持たせる事から始めないといけませんね。


この選手がカッコいいとか。
あの選手はカッコ悪いとか。


この選手がスゴいとか。
あの選手はスゴくないとか。


この選手みたいになりたいとか。
あんな選手にはなりたくないとか。


こんなスイングがしたいとか。
あんなスイングはしたくないとか。


こんな投げ方がしたいとか。
あんな投げ方はしたくないとか。


こんな選手になりたいとか。
あんな選手にはなりなくないとか。


いわゆる
感性ですね。



とにかく、


その基準みたいなものを持たないと
なかなか成長してくれないようです。


そして、


指導者は、選手のその基準を理解しなければいけません。


それがあって指導が始まるんじゃないでしょうか。


じゃないと、あまりにも一方的です。


楽天のデーブ大久保監督が
選手を美術館に連れて行ったそうですけど・・・


分かるような気がします。


まあ、


選手が分かってるかどうかは知りませんけど^^;


一方通行で通用するのは
高校野球までなんですよね。


それより先は感性。


豊かな感性のない選手は苦労するだけです。


まあ、


どれだけ詰め込まれたとしても、あるレベルからは突き抜けられないという事です。


なので、


学童っていうのは教えるというより
感じさせる事の方が大事な気がします。


要するに、


豊かな感性を育んでやる。


なので、


僕は選手にはそういう質問ばかりします。


例えば、


「この選手の打ち方を見て、どう思う?」


とか・・・


「あの選手の打ち方は、どう思う?」


とか。


「あの選手はどう?」


「この選手は?」



って。


最初は、


「カッコいい」


とか、


「カッコ悪い」


とか、


そういう次元からで良いんですよ。


けど、


そういう感性を、まだ持っていない選手に指導者って色々教えたがるでしょ?


まあ、普通に考えても伝わりませんよね^^


まあ、


表向きは変わったとしても、
中身は何も変わっていないわけですから。


結局、必ずどこかで頭を打つわけです。


僕自身は、僕自身と関わる選手には
そういう選手になって欲しくありません。


ですから、


学童の選手には教えないんです。


教えないっていうのは言い過ぎかもしれませんが・・・


質問する方が多いですね。


そうすると、


選手は答えなければいけないわけですから。


どこかでインプットをしてこなければいけませんよね。


それが野球への興味につながって・・・


家でちょっと野球を見てみよ。


ってなったら良いなと思っています。


まあ、要するに、


上で通用する選手っていうのは、感性が豊かな選手である!


っていう事です。


まあ、参考まで。


では、また。



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