無敵な聖光学院の強さの秘密を探ってみる。 | ベースボールバイブル
おはようございます。
ベースボールバイブルの東です。


聖光学院が無敵です^^
↓↓↓
聖光70連勝でV 春季高校野球(読売新聞)


これで県内70連勝。


70連勝は異常ですよね^^;


さて、この強さの秘密。


知りたいですよね。


良いものを見つけましたよ。


あの糸井重里さんが、
取材記事を書いています。
↓↓↓
福島の特別な夏 ♯03聖光学院(ほぼ日刊イトイ新聞)


これは面白いですよ。


この文章を読んでいると、
斎藤監督って哲学者だなと・・・


例えば・・・


斎藤
「ぼくは、ふだんから、
 人生に起こることはぜんぶ意味がある。
 それは必然的なことなんだって言ってます。
 ケガをしたときも、チームが負けたときも、
 それは必然的なことだったんだと。
 逆に、ものすごくうまくいったときは、
 むしろ偶然だと思えって言ってます。
 そういうふうに考えると、自分にとって
 マイナスになることが起こったとき、
 自分のなかの足りない部分に気づくことができる。
 言い訳もせず、人のせいにもせず、
 そういう必然だったととらえられる人ほど
 成長も大きいんです。
 震災が必然だったとは、これはいえません。
 ただ、受け止めるしかない。
 きちんと受け止めなければ成長できない」



ここなんて凄いですよ。


斎藤
「実際の試合、勝負になったら、選手に任せます。
 勝つも負けるも、俺は知らない。
 負けることだってあるし、勝つこともある。
 だって、『勝つこと』で引っ張ってきたら、
 最後に見返りを求めることになりますから。
 見返りを求めるんだったら、
 最初からやらないほうがいい。
 人事を尽くして天命を待つとしたら、
 もう、やるだけやって、潔く預けるしかない。
 いまを真剣に過ごせばいいのに、
 勝ち負けを引っ張り出してきたら
 その時点で失敗なんです」



勝ち負けを引っ張り出してきたら、
その時点で失敗・・・


どういう事か?


斎藤
「いまを真剣に過ごしてるはずなのに、
 なんで勝ちたい、勝たせてくださいって
 急に求めるんだと。
 スコアボードの得点を見て、
 いま3対0で勝ってる。
 あるいは、3対0で負けてる。
 やべぇ、どうしよう。よし、勝てるぞ。
 なんでそんなことをいちいち思うんだ、と。
 思った時点で支配されちゃうんですよ。
 だから、そういうみっともない考え方で
 野球をやるなと。
 でも、ほんとうのところ、根底のところには
 『勝ちたい』という純粋な気持ちがある」


斎藤
「勝ちたいからこそ、勝つ、負けるっていう、
 いちばん怖いものを捨てる。超える。
 そこを超越しないとずっととらわれちゃうんです。
 追いかけ回されてしまうんですよ」


この話は、十代の若者たちに、
どのくらいきちんと伝わるものなんですか。


斎藤
「毎日言ってるとわかります」



さて、


本当に伝わっているのか?


こちらをご覧下さい。


聖光学院の昨年の
キャプテン小沢宏明くん。


聖光学院の野球というのは
どういうものだと考えていますか?


小沢
「自分は、品格の野球だというふうに思ってます。
 それまで実生活で積み上げてきたものが
 すべてグラウンドのなかに出ると考えています。
 適当に無駄な生活をしているとそれが出るし、
 自分にほんとに厳しくしてきたら、
 自然と結果もともなってくると思います」



こんな事を言う高校生・・・


なかなかいません^^;


素晴らしい教育です。


しかし・・・


言葉に重みがありますよね。


どれだけレベルの差があった
としても、70連勝なんて、
出来るもんじゃありません。


その70連勝の秘密は・・・


勝つ、負けるという一番怖いものを超える。


深いですねぇ。


素晴らしい。


しかし、


それだけ追い込んできた
チームだからこその言葉・・・


なんでしょうけど。


自分たちはやるべき事を
しっかりやってきたんだ。


っていう思いが、まず、ある。


それがあるんだから、
あとは一所懸命やるだけ。


って。


そこに行くまでが大変ですよね。


しかし、


東北には良いチームが増えましたね。