一日目を終了しました。
はっはっはっ、さすがは司法試験。ギョッとするような問題のオンパレードではありました。
休憩時間中も、そこら中から嘆きの声が聞こえておりました。3限目の途中で放棄して帰ってしまった人もいたようです。
そら私だって同感です。
しかし、そんな事は向こう(出題側)の事情。何が出題されようと、私の側の事情は「諦めず、全力で引っぱたく」そこから動かしようもございません。
そして、諦めもせず、何とか条文にこじつけて、刻々と進む時計にあおられつつ、思い出したくもない焦燥感の中、間違いなく全力を叩きつけて参りました。
その結果がどう評価されるかなんて、私の知ったこっちゃありません。それも向こうの事情ですから。
そんなわけで、生ビールを二杯飲んでから帰宅し、現在弁当製作中です。
明日も、ただひたすら全力で挑むのみです。
それはそうと、今朝はとてもうれしい事がありました。
例年伊藤塾塾長 伊藤 真先生が試験会場入り口付近で受験生を激励していることは、受験界では周知の事実です。
そして、私は何となくお会いできたら、きちんと挨拶をした後に、握手を求めてみようかな、とぼやっと考えていました。
今日、会場に到着し、正門から構内へ進みましたが、残念ながら先生の姿を見かけなかったので、そのまま歩を進めていった、その時です。
思えば8時前という少し早すぎる到着でしたから、伊藤先生は8時までどこかで待機していたのでしょう。試験会場とは別の建物から現れ、まさに正門方向へ向かい始めた先生に出くわしたのです。
先生は私を見かけるなり、微笑みながら「頑張って下さい」と声をかけて下さいました(もちろん伊藤先生の方は私の事など全くの見ず知らずです)。
私は矢も楯もたまらず、「おはようございます!」と、間違いなく生涯で一番爽やかな挨拶をかました後、「握手していただいて良いでしょうか」と言いながら小走りで先生の方へ駆け寄っていきました。
そうしたら、先生の方もうれしそうに私に駆け寄って下さいました。
両手で固い握手を交わしながら、頭を下げている私の頭上から聞こえる「応援してるから、堂々と、頑張ってきて下さい。」という声は、さながら神の啓示のように響きました。
「ありがとうございます、頑張ります。」そう答えながら、やたらと強く先生の手を握って参りました。
その後しばらく勇気と共に涙があふれそうになりました。
あ、いや間違えました。確かに涙が出ていました。メガネをふきましたから。
思いがけない所から現れた伊藤先生と、あのタイミング、あの距離で出くわしたこと。そして、本当にうれしそうに私に向かって駆け寄って下さったあの姿を、私は一生忘れる事はないでしょう。
生きてさえいれば、たまに良いこともありますね。
そういうこってすから、明日も何があろうと決して諦めません。
それでは、また!