機械の哀れな姿に・・・・・
竣工後5年間、一度も運用されること無くゴミの圧縮機が
塩漬けになりました。
フェラーリが軽く買えてしまう高額な機械です。
塩漬けの前に綺麗に掃除をしました。
紙類しか圧縮出来ず、騒音と埃で
運用がままならず5年間メンテナンス
だけして無用の長物となっていました。
売却、廃棄・・・・いろいろ検討しました。
最後の点検を行い、電源を元から
はずして永眠の準備です。
二度と目が覚める事は無いでしょう・・・・
ビルの取り壊しのとき解体されるまで
日の目を見ることはありません。
たぶん・・・・
その頃には私も土のなかです・・・・
働くために生まれてきたのに、哀れな姿を見ていると悲しくなります。
ゴミの圧縮機は廃棄物の運用を理解していれば買うわけはありません。
ビルのオーナーは不要なものを買わされ、悪い言い方をすれば
騙されたわけです。
売り込んだメーカー、口ぞえした大林組、設計会社を呼んで、責任を
取らせましょうかとオーナーに提案しましたが、今更事を荒立ててはと
オーナーは塩漬けの判断をされました。
管理会社の資質
最近は変わりつつありますが、これまで管理会社が設計にかかわることは
あまりありませんでした。
管理運営するものたちの声を聞く事の重要さが認識されてきています。
必要なものと不要なものをオーナーに助言できるかどうかはとても
簡単に思えますが、ビル管理会社にとって大切な資質かもしれません。
料理の塩加減と一緒で、見た目に簡単な事ほど難しいようです。


