ビル管理会社の選び方


給与か時間か、何を望むかによって会社選びは大きく変わります。


しかもビル管理会社は裏方の仕事ですから高い所得を

望むのであればまったく違う仕事を探すことをお薦めします。



給与はまあまあで自由な時間もほどほどにある、人間関係にも

問題が無い事で満足出来ないと長く続かないと思われます。



どのビル管理会社も競争に晒されてコスト勝負です。


旧態依然の付加価値を持たないビル管理会社は給与ベースも低く、

人員を削除していますのでひとりで何役もこなさなければなりません。


何を基準に(お金か時間か)選ぶかで大きく変わります。

また、現場の技術職か営業職(所謂総合職)かでもずいぶん

変わります。


とりあえず現場の技術職を中心に感じている事を参考にしてください。



1.出来るだけ大手を選ぶ


中小の管理会社が悪いわけではありません。


元受を出来る会社の労働条件が良くなる傾向です。

従業員200名の会社が2,000名の会社より良い場合が

見受けられます。


①旧財閥系がお薦めです。


コンプライアンスにも熱心で労働条件も良く、従業員に

あまり無理もさせません。

求人のハードルが高く狭き門ですが、入ってしまえばどうにかなります。

生命保険会社系も穴場です。親会社や系列の確認が必要です。



②大手でも親会社が不動産系または物流、物販系は確認と注意が必要です。


お金に細かく利益追求にあまりに熱心な会社は入社前に確認を

されたほうが良いと思われます。

スーパーや百貨店などの物販系はイベントや深夜の模様替えなど

徹夜作業が目白押しです。

のんびり出来る職場ではありませんが活気があってなじめば

面白い職場です。


③大手でも下請け孫請けは確認が必要です。

本来、清掃などが主たる業務で大きな会社は社員教育、

労働条件などを十分確認してください。

勤務場所を見せてもらうと良く解ります。


2.労働条件と職場環境


①宿泊勤務が出来ると求人のハードルが下がります。

3宿直(3日に一度の宿泊)より、4宿直(4日に一度の宿泊)の

方が仕事は楽になります。

仮眠時間の有無も重要な確認事項です。


②勤務場所の防災センター又は管理室が綺麗に整頓されている

ようであれば労働条件も良くなる傾向です。

仮眠室のベットや布団が綺麗で清潔か要チェック項目です。


③専門的な事柄になりますが、使用している工具類、計測機器類を

見れば普段の仕事振りがわかります。

経験から工具や機器を丁寧に扱っている現場は規律が取れて

過ごしやすいものです。


④将来の先輩方の身だしなみがだらしなく、汚れた作業着を着ている

現場や会社は避けたほうが賢明です。

規律も無く、技術員に綺麗な作業服の支給も出来ない会社の

労働条件が良いわけはありません。



3.心構えと人間関係(これって結構重要かもしれません?)


これまでビル管理業は裏方の仕事でしたが、不動産の証券化など

世の中の状況が変わり始め、プロパティマネジメント(PM)

『賃貸ビルの運営を含めた総合管理』などと言われる

【総合サービス業】的に業態が変わって来ました。


これからは警備業も含めた広い範囲の業務がこなせないと

良い条件の仕事が無くなる傾向にあります。


これまでビル管理に携わる人たちの中にお客さんとの会話が

嫌でこの仕事に付く人たちが結構います。

所謂職人の世界でした。


しかしこれからはコミュニケーション能力や営業トークが出来ないと

未来はありません。

素人の投資家に業務の内容を理解してもらい資金の調達が出来ない

とビルの運営も出来なくなっていきます。


個人にオールマイティな能力を求められ

『これは管理の仕事ではない』『このような仕事やるとは

聞いていない』などと仕事にこだわる融通の利かない人に仕事はありません。


どの職種も同じでしょうが、明るく人当たりの良い正直な人が重宝されます。

同僚と上手くやっていけない人がお客様と上手くやっていけません。


4.スキルで本当に大切? 無いより有ったほうが良い


資格マニアのような人が良く入社してきます。履歴書に書かれた

資格で現場に配属されますが、実務が伴わないと結局現場に

いられなくなります。


大切なことは取得した資格を現場で磨き上げることです。


資格を取得をした瞬間から知識の積み上げを忘れてしまう様な

人は現場で使い物になりません。


資格を持たれた方は書類選考で有利ですが、現場でそれなりの

対応を求められるので十分な復習が必要です。