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大規模地震や大雨などの災害に備え、東京都は三十一日、谷や沢に土を盛って大規模な宅地にした場所や規模を示す造成地マップをつくり、都市整備局の ホームページで公開した。面積三千平方メートル以上の盛(も)り土(ど)を対象に調査し、都内三十一区市町に千五百カ所、三十七平方キロメートルあること が分かった。多摩ニュータウンのある多摩地域南部を中心に分布し、八王子市が最多の一一・四平方キロメートル。 (松村裕子)

 阪神大震災や東日本大震災では、古い造成地を中心に地滑りが発生し、多くの被害が出た。都によると、長年の間に地下水位が上昇すると盛り土がもろくなり、地震で崩れる危険性があるという。

 都は地形図や航空写真などを重ねて造成前後の標高を比較。大規模な盛り土造成地のおよその位置や規模を緑色で示した。危険度の判定はさらにボーリング調査が必要という。

  二十三区で分布するのは北、文京、港、大田、品川、新宿、渋谷、杉並、世田谷、練馬、豊島、板橋、目黒の十三区。板橋が〇・四平方キロメートルで最多。多 摩地域は十五市三町。八王子市が都内全体のほぼ三分の一を占め、町田市が一〇・七平方キロメートル、多摩市が六・五平方キロメートルで続いた。

 マップづくりは、防災に生かすため、国が自治体に促していた。首都圏では、ほかに埼玉県や横浜、川崎、さいたま各市などが公表しているという。

 都の担当者は「土地の過去を知って備えてほしい」と説明する。盛り土を押さえる擁壁にひびが入っていないか、排水口 に詰まりがないかなどに注意 するよう呼び掛けている