阪神大震災や東日本大震災では、古い造成地を中心に地滑りが発生し、多くの被害が出た。都によると、長年の間に地下水位が上昇すると盛り土がもろくなり、地震で崩れる危険性があるという。
都は地形図や航空写真などを重ねて造成前後の標高を比較。大規模な盛り土造成地のおよその位置や規模を緑色で示した。危険度の判定はさらにボーリング調査が必要という。
二十三区で分布するのは北、文京、港、大田、品川、新宿、渋谷、杉並、世田谷、練馬、豊島、板橋、目黒の十三区。板橋が〇・四平方キロメートルで最多。多 摩地域は十五市三町。八王子市が都内全体のほぼ三分の一を占め、町田市が一〇・七平方キロメートル、多摩市が六・五平方キロメートルで続いた。
マップづくりは、防災に生かすため、国が自治体に促していた。首都圏では、ほかに埼玉県や横浜、川崎、さいたま各市などが公表しているという。
都の担当者は「土地の過去を知って備えてほしい」と説明する。盛り土を押さえる擁壁にひびが入っていないか、排水口 に詰まりがないかなどに注意 するよう呼び掛けている 。