「みせばやな」は、
まつしまや をじまのいそに あさりせし
あまのそでこそ かくはぬれしか
の本歌取り。
で、元歌が、源重之。
ここで並ぶのも奇遇だね。
No.20 元良親王
わびぬれば いまはたおなじ なにはなる
みをつくしても あはむとぞおもふ
No.48 源重之
かぜをいたみ いわうつなみの おのれのみ
くだけてものを おもふころかな
No.75 藤原基俊
ちぎりおきし させもがつゆを いのちにて
あはれことしの あきもいぬめり
No.90 殷富門院大輔
みせばやな をじまのあまの そでだにも
ぬれにぞぬれじ いろはかはらず
No.99 後鳥羽天皇
ひともをし ひともうらめし あぢきなく
よをおもふゆへに ものおもふみは