細かい数字がピントはずれだったらごめんね。
あくまでも、計算手順として。
産休を取っていた女性が、仕事に復帰して、月に手取りで20万円稼げるとして。
ただし、子どもは保育所に預けないといけない。
で。
仕事をしない場合と比べて、そっくりそのまま20万円分、ぜんぶが経済的な余裕にはならないかもしれない。
仕事に行くと洋服とか化粧とか、そういうのにかかるお金も、仕事に行かない場合よりはかかるようになるかもしれない。
仕事に行かなければ1円でも安いスーパーにキャベツを買いに行ったりできるだろうけど、仕事を持っていると少しぐらい高くても便利に買い物できるお店で買ったりする。
出来合いのお惣菜を買ったり、クリーニング屋さんを使う頻度も上がるかもしれない。
もちろん、旦那の税金や社会保険料も高くなる。
そういうのを差っ引いて、実質15万円残るとして。
その15万円が、たぶん保育料の適正水準。
つまり、「保育料がそんなに高いんじゃ、仕事に行っても行かなくても、経済的にはちっともラクにならないじゃん」っていうのが、適正水準。
その適正水準の保育料を、利用者が全額払うのか、国や市町村(つまり利用しない人々を含む社会全体の税金)が負担するのか、保育士の給料を低く押さえつけることで負担させるのか、それだけのこと。
くりかえすけど、15万円という数字そのものには深い意味はないからね。