#4616 勝抜・92 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

芸術の真髄は、写実。

とは言え、三十一文字で写実といっても限界はあるわけで。

そこに、言葉遊びの要素や、写実の奥にある心情を描いてみたりってのが入ってくる。

何を以ってすぐれた歌と評価するか、ほんとうに難しい。

つまるとこ、好き嫌いでしかないのかなあと。

そんなわけで、ちょっと残念だけど、ここで持統天皇を落とす。

これで、ベスト8が出揃った。

No.2 by 持統天皇
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の
衣ほすてふ 天の香具山

No.33 by 紀友則
久方の 光のどけき 春の日に
しづ心なく 花の散るらむ

No.43 by 藤原敦忠
逢ひ見ての のちの心に くらぶれば
むかしはものを 思はざりけり


No.60 by 小式部内侍
大江山 生野の道の 遠ければ
まだ踏みもみず 天橋立

No.80 by 待賢門院堀河
長からむ 心も知らず 黒髪の
みだれて今朝は ものをこそ思へ