#4064 勝抜・22 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

『花子とアン』はぜんぶ予約録画して、土日にまとめて観ている。

NHKの朝ドラを見るのなんて、ほぼ30年ぶりぐらい。

高3の夏休み、受験勉強のためのペースメーカーとして、1日を朝ドラで始めていた。

夏休みが終わってもドラマは続いていたので、結末がどうなったのかも知らない。

でも、とにかく、毎朝観てた。

沢口靖子の『澪つくし』。

たしかその時に調べたんだと思うけど、「~の」の意味の「~つ」の入った「澪つ串」=「澪標」と「身を尽くし」の掛詞。

こういうダジャレ精神は歌の世界ではだいじなんだろうけど、このダジャレを言いたいがためだけの一首って、逆に興冷めするよね。

今週は、「澪つくし」が落選。

No.2 by 持統天皇
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の
衣干すてふ 天の香具山

No.20 by 元良親王
侘びぬれば 今はた同じ 難波なる
身を尽くしても 逢はむとぞ思ふ

No.40 by 平兼盛
忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は
物や思ふと 人の問ふまで


No.57 by 紫式部
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲隠れにし 夜半の月かな

No.79 by 藤原顕輔
秋風に たなびく雲の 絶え間より
漏れ出づる月の 影の清けさ