#4050 勝抜・20 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

聖徳太子の十七条憲法。

和を以って貴しと為し、とか。

こんなものが一条にくるほど、当時は皆が喧嘩ばかりしていたことがよくわかる。

三宝を篤く敬へ、とか。

廃仏派の物部氏を破った崇仏派の蘇我氏が当時の天皇家を傀儡化していたことがよくわかる。

ほんとの意味で権力を朝廷が掌握したのは、せいぜい天智天皇ぐらいまでしか遡れないんじゃないのかなあ、というのが僕のイメージ。

そう、だからこその百人一首なわけ。

その次代を締めくくるだけの意味合いで最終100番に置かれている順徳天皇。

百敷や、で始まるのは、もはやダジャレ以外の何物でもない。

歌としては、駄作だよね。

No.20 by 元良親王
わびぬれば 今はた同じ 難波なる
身を尽くしても 逢はむとぞ思ふ

No.40 by 平兼盛
忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は
物や思ふと 人の問ふまで

No.60 by 小式部内侍
大江山 生野の道の 遠ければ
まだふみもみず 天橋立

No.80 by 待賢門院堀河
長からむ 心も知らず 黒髪の
乱れて今朝は 物をこそ思へ


No.100 by 順徳天皇
百敷や 古き軒端の 偲ぶにも
なほあまりある 昔なりけり