阪神淡路から、18年。
僕らはたくさんのものを失ったけど、得たものもなかったわけじゃない。
たとえば、救援ボランティアのあり方なんていうのも、その一つ。
311では、阪神淡路の経験が大いに活かされたと聞く。
特に、ボランティアにどう仕事を割り振るか、ボランティアの寝床をどう手配するのかとかいった部分は、なんと言っても経験が生きる。
そういうノウハウは、受け入れ側にだって最初から備わっているはずもなく、経験者に頼らざるをえない部分が少なからずあることだろう。
そうやってまた、僕たちはまた、311でたくさんのボランティア経験者を得た。
またいつかどこかで、似たような悲劇に見舞われるかもしれず、その時もしっかりと経験者の経験を活かせるようにしたい。
そのことで、犠牲者の数を減らすことができるかもしれない。
そういう事態に備えて、ボランティアリーダーを登録したり、場合によっちゃあ資格を発行するようなことも考えてもいいかもしれない。
それが日本の、ソートリーダーとして生きる道だろう。