#3059 振付 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

僕は前田派でも大島派でもないけど、やっぱりセンターに大島、トップ下に前田&篠田というフォーメーションが、それぞれの持ち味を最大限に発揮できると想う。

ハーフナーマイク+香川+岡崎みた
いなもんだ。

長友の位置には高橋、遠藤のとこに板野。

ちょっとぐらいならイジってもいいんだけど、あんまり極端なことすると、システムとして機能しなくなる。

たとえば。

あれって、ジャンケンなんかでものごとを決めちゃいけないってい
う好例だよね。

ひどいことになってる。

センターがまあまあそこそ
この篠田だから救われてるけど、そうじゃなかったらと想うとぞっとする。

で。

AKBのすごいのは、僕の世代ぐらいのジジィが観ていても安心できるってこと。

「最近の若いやつらは・・・」とは、全然ならない。

でもそれは、決して秋元康プロデュースだから、ってことでもないと想う。

おニャン子なんて、僕は同世代体験したわけだけども、もっともっと悪ふざけ感というか、いい加減さっぷりが目障りだったもんだ。

今から想えば、よくぞあんなもんが通用したもんだ、という気さえする。

やっぱり、多人数女子ユニットで、おカネを取って人に見せられるレベルまで訓練が施されるようになったのは、モーニング娘。以降だろう。

娘。があれだけの安心感を与えられたのもまた、つんく♂だけの力じゃあない。

ヴィジュアルに堪えるという意味では、なんといっても夏まゆみによる振付の効果が大きかった。

そして。

僕らは今、またまた夏まゆみによる振付をAKBで見せられている。

そう、通りすがり的に見かけるAKBは、役者を変えた娘。に過ぎないってことだし、だからこそジジィも安心して観ていることができる。

さらに。

夏まゆみは、天然素材とか、NSCでもダンスの授業を通じて、今のお笑い界を引っ張る連中にもエンターテイメント魂を吹き込んでいる。

ある意味、AKBの安心感は、『アメトーーク』や『めちゃイケ』の、良い意味での脱力感にも通じているというわけ。

ってなわけで、最近の芸能界のある一部を形づくっているのは、秋元康よりもつんく♂よりもナベアツよりも、夏まゆみなんじゃなかろうかと想う今日この頃だ。