カダフィが死んで、リビアじゅうが大喜びみたいな報道だらけだけど。
そんなわけない。
対立軸は、カダフィ vs 国民、ではない。
リビアは、もともと、トリポリタニア、キレナイカ、フェザーンという3つの地域を人為的にくっつけた国。
イラクがモスル、バグダッド、バスラを強引にくっつけた国なのと似てる。
そのうち、石油の出るキレナイカを含めた全リビアを、トリポリタニアが支配していたのがカダフィ時代。
長い間トリポリタニアにいいようにやられてきたキレナイカの人々が、ブチ切れて反撃したのが今回のリビア革命。
カダフィが死んで喜んでいるのはキレナイカの人たちだけで、トリポリタニアの人たちは絶望の淵に立たされている。
なんでリビアじゅうの人たちが歓喜の渦に巻き込まれているかのような報道になるのか、意味不明。
これから先、トリポリタニアの人たちがずっと黙ってるなんてこと、ありえないだろうに。
これは、ただの内戦。
正義が悪を滅ぼしたみたいな報道、ほんとにバカじゃなかろかと想う。
ってか。
何度も言うけど、カダフィ、大佐じゃねぇし。