リフレ馬鹿がなぜ馬鹿にされるか。
それは、主張の中身もさることながら、やっぱり周回遅れの空気読めない人たちだから。
「バーナンキ（的政策）では日本は流動性の罠から脱却できないからどうしよう」という議論の中で、「バーナンキをやればいい、バーナンキも知らんのか、バーナンキを勉強してこい」とかトンチンカンなことを叫ぶ人たちだから。
誰にでも信仰の自由はある
バーナンキ教でも何でも崇めてればいい。
僕らは他人の心の中にまで割り込むわけにはいかない。
で。
今、バーナンキが日本だけではなくアメリカでも機能しないことが誰の目にも明らかになった
これでリフレ馬鹿も静かになるだろうから、最後の最後にもう一度だけ日本の未来を考えようという気運が高まってきている。
いや、正確には、気運が高まりつつあった。
でも、たぶん、高まらない。
それは、信じられないことに、リフレ馬鹿が一向におとなしくならないから。
たとえて言うなら。
小学校では、３から５は引けないと教える。
で、中学の数学では負の数の概念を理解することで、３－５＝－２ と習う。
それを踏まえた上で数学の先生は、３－（－２）の計算方法の解説に進もうとする。
なのに、クラスで声の大きい生徒が、「先生、ゼロより小さい数なんて存在しないんですよ。小学生でも知ってることを、先生は知らないんですか？」と叫ぶ。
そんな状況だから。
クラスじゅうが、またまたリフレ馬鹿の説得から始めなきゃならないのかと、とてつもない脱力感に苛まされている。
こんなことぐらいで、めけてる場合じゃないんだけどね。