録画してあった『沈まぬ太陽』を観た。
日テレが放送したやつなんだけど、CMを飛ばしながら観ても3時間以上かかった。
すごいな。
すごいんだけど、キャスティングにメジャーどころが揃うと、観ていてわけがわからなくなる。
瀬島龍三役(たぶんちょっといじった役名だったけど、忘れた)の品川徹が国見会長役の石坂浩二を口説きに行くシーンがあるんだけど、「あれ? 大河内教授、東教授に何の用?」って感じで、『白い巨塔』を思い出してしまった。
そもそも瀬島に仲介を頼んだのは利根川首相の加藤剛で、それなら『坂の上の雲』の伊藤博文だから、石坂浩二の山本権兵衛には直接話せばいいじゃないかと思ったり。
その『坂の上の雲』のナレーターの渡辺謙は、主役・恩地元をやってるし。
話の本筋からは少し外れた位置ながら、そのため石坂浩二とは絡まない、でも重要な役である労組の八木は香川照之で、それはまるで正岡子規のようでもあるし。
なんかそんなのばっかりだった。
それにしても、123便のパイロットが、『ハッピーフライト』の望月機長役・小日向文世なのは、ブラックジョークきつすぎだなあ。