#2669 反省 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

うちの娘が小学校から、とある課題を与えられた。

そしてその課題は、やり終えたあと、「反省」の文で締めくくるように決められていた。

娘としては、ほぼ完璧に課題をやり遂げた自負があったらしく、「反省なんか何もない」と困った様子だった。

どうやら彼女も、多くの日本人と同様、「反省」とは何か良くなかったことにだけ使う言葉だと考えているのだろう。

「~しないように気をつけなければならない」とか、「もっと~したほうが良かった」とか。

僕は娘に話した。

「反省」というのは、悪かったことだけじゃなく、良かったことも書いていいんだよ。

アメリカ人だったらきっと、良かったことしか書かない。

どんなに自分が上手に出来たか、どんなに自分が頑張ったか。

それどころか。

どこかの国の人なんて、やってもいないこと、出来もしないことまで自慢げに書きまくるよ。

そう話すと、娘は元気よく「反省」を書き始めた。

自分をもっともっとアピールすることの大切さを、娘だけでなく日本中の子どもたちにも伝えたい、僕はそう想った。