池田信夫さんのブログ。
『みんなの党は政界再編の受け皿になるか』
ひとことで要約すると、「経済政策が高橋洋一チックなので、民主・自民よりはマシだけど、絶対評価は『不可』」ということになる。
まったく同意。
高橋洋一さんと金子洋一さん、このW洋一の経済政策はかなり似てる。
ご本人たちに訊いたら「違う」と答えるかもしれないが、僕の目から見ると、そっくり。
で。
経済学の学位も持たない僕なんかがエラそうに「彼らは間違っている」と言うつもりはないが、少なくとも「僕の考えとは全然違う、むしろ真逆」なのは間違いない。
池田信夫さんは11月には『みんなの党』の勉強会の講師も務めたほどの人なので、『みんなの党』には好意的なはず。
その人の『みんなの党』の経済政策批判には、僕も素直に賛同したい。
と言うか、そのあたりが、僕が未だに『みんなの党』の党員にならない大きな理由2つの内の1つ。
(中西けんじさんは、ご自身の中でどうやって整理をつけてるんだろうか。こんど訊いてみようっとhttp://www.nakanishikenji.jp/info/ )
ついでにもう1つの理由を挙げておくと、『みんなの党』の地域主権政策がまだまだ不備だから。
『みんなの党』は江口克彦的「地域主権型道州制」の導入を目指しているが、これには横浜市民としては、賛成できない。
横浜市と国の間には、県がいらないのと同様、道も州もいらない。
入間市や館山市など、縁もゆかりもない所とごちゃまぜにされて南関東州なんぞにぶち込まれるのは、まっぴらごめんだ。
しかも「地域主権型道州制」の考え方では、日本じゅうを300ぐらいの基礎自治体に分けるとされているので、横浜市も9つぐらいにバラバラに分解されてしまう。
もちろん、『みんなの党』がそういうことを意図しているはずはなく、江口克彦的「地域主権型道州制」の問題点を洗い出すに至っていないだけなんだろうけど、地域主権を考える中でどういった大都市政策を採るのかがはっきりしないと、僕自身は入党できない。
まあ、僕が入党するとかしないとか、そんなことはどうでもいい。
ただ、限りなく大きな可能性を秘めた『みんなの党』の未来が、W洋一的経済政策のために損なわれてしまうことがないよう、切に祈るばかりだ。