1990年10月3日の再統一まで、ドイツは「ドイツ連邦共和国」と「ドイツ民主共和国」に分かれていました。
いわゆる、「西ドイツ」と「東ドイツ」です。
子どもの頃から、これが苦手でした。
「民主」という名のつくほうに民主主義がなく、「民主」がつかないほうにのみ民主主義が存在したからです。
「ツメにツメなし、ウリにツメあり」みたいです。
ただ、あることに気がついてからは、これもすんなり飲み込めるようになりました。
「朝鮮民主主義人民共和国」とか「ソマリア民主共和国」とか。
民主を名乗るのは、むしろ民主主義のない国だということです。
当時は、「そう言えば、自由民主党も・・・」と想いました。
名は体を表すと言いますが、必ずしもそうとは限らない、むしろその逆というのもよくあることなんだなあと感じている今日この頃です。