文科省日本語には、もともと句点「。」や読点「、」なんかが区切り記号として存在していました。
ところが、メールやブログの普及に伴い、「改行」というのが新たな区切り記号として幅を利かせるようになってきました。
標記の件
所轄部署に問い合わせたところ
いずれも当初想定外ということで
対応を検討中とのこと
追ってご連絡いたします
みたいな書き方は、若い人のみならず、おっさんでも普通にやるわけです。
この「改行」の効果については、以前にもこのブログで取り上げました。
日本語に限らず、言語というのは日々変化するものです。
ですから、新しい日本語表現や個性的な日本語表現を「まちがい」とか「みだれ」と呼ぶのは、どうかと想います。
漢語を取り入れた時点で、日本語というのは完璧に破壊されてしまったわけですから、それから以後の「まちがい」や「みだれ」など、大した問題でもないと想うのです。
なんにせよ、「文字を書く」時代から「文字を(キーボードやテンキーで)打つ時代」に変わったわけですから、日本語表記だって変わって当然です。
そういったあたりを、この本では幅広く取り扱っています。
一読の価値アリです。