耳にタコ、かもしれませんが、何度でも書きます。
アメリカのバブル崩壊は、まだ始まったばかりです。
不動産の下落、政府による不良債権の買い取り、金融機関への公的資金注入。
日本の十数年遅れでまったく同じことやってます。
歴史は繰り返すんですね。
1度目は悲劇として、2度目は喜劇として。
この先、米国債の格下げが待っています。
世界中でほぼ現金の代替物として流通している米国債の格下げが現実のものとなれば、国際金融、実体経済の混乱は今の状況の比ではないぐらいグチャグチャになります。
グチャグチャを危惧して格下げを躊躇しているだけで、政治的配慮も限界すれすれ、時間の問題です。
日本では、13年かけて日経平均がピークの約5分の1になりました。
NYダウも、今は8000台ぐらいで大騒ぎしていますが、そのうち3000割れまで下がります。
その時、外国為替市場はどうなっているのか。
僕には想像もつきません。
基本的には、すべての短期・中期・長期の投機が巻き戻されます。
中東の国々がドル建てで受け取った原油収入の一部をユーロに替えて外貨準備に充てていたような投機。
西側諸国からBRICSや新興諸国の繁栄を期待して流れていたエマージング投機。
財務省だけでも100兆円も抱えたまんまの日本からアメリカへの長期投機。
これが全部巻き戻されます。
どこまで行くのやら、想像もつきません。