投票によって選ばれた代議員を通して市民の意見を持ち寄ることを、間接民主制、カウンティーミーティング制という。
直接民主制、タウンミーティング制に対する言葉だ。
間接民主制では、代議員は市民の声のまとめ役だから、タウンミーティングをどんどん開いて、市民の声を聞く機会を増やしていかないといけない。
また、タウンミーティングを通じて、議会でどんなことが話し合われたか、どんなことが決まったか、市民に報告していけばいい。
新聞やテレビの報道で知ってるでしょ、という態度ではなく、代議員みずからが市民に報告するのが、あるべき姿だ。
タウンミーティングとは、そういうものだ。
それを、何をまかり間違ったか、行政府の長たちが、代議員ではなく行政官として、タウンミーティングなんぞを開いてしまった。
つまり、今の選挙制度では、日本の間接民主制では、市民の声は行政に反映されませんよということを、行政府みずからが認めてしまったことに他ならない。
そしてその、市民の声を率先して無視してきた代議員たちが、行政官としてなら市民の声を真摯に聞くというなもあり得ないことだ。
だから、あんなタウンミーティングなどというもの、はじめから世論操作の道具に決まってる。
世論の不満のガス抜きに決まってる。
世論重視を偽装するパフォーマンスに決まってる。
ついでに、イベント会社を儲けさせてやることができれば、今後のためにも何かと役に立つかもしれない。
それぐらいのことは、ちょっと考えれば誰にだってわかる。
で、この度、ちょっとでさえ考えない人にまで、タウンミーティングとやらのばかばかしさがバレてしまった。
しょうがない。
当事者には、責任を取ってもらおう。
首を切るしかない。
首を切るというのは、減俸のことではない。
解雇のことでもない。
文字通り、首を切るということだ。
特に公務員の場合にはそれぐらいの厳罰に処さなければ、悪いことをするヤツがあとをたたない。
市民も、それぐらい怒らないとダメだ。