#1180 燃料 | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

トウモロコシ


今日のテーマは、長々書くと馬脚を晒す羽目になるので、簡潔に。


プロパンガスのチャイナ史、地政学の師たるmattmickyさん が展開されているバイオマス燃料情報局 が注目なさっているのは、読者の目からすると2点ある。


1つは、特に日本において、これといった国会審議や内閣からの発表もないままに、知らないうちにバイオエタノールやバイオディーゼルの研究が国策に組み入れられているナゾを解明すること。


もう1つは、原料として、人間が直接栄養源とすることのできないセルロースを活用することが可能かどうかということ。


セルロースに目をつけられるあたり、mattmickyさんがタダモノではないことをうかがわせるのだけれど、but I'm not the only one、じゃなかった、he's not the only oneで、すでに実用化に向けての準備が一部では進められているようだ。


ところが。


プロパンガスがバイオマスの究極の原料だと考えているものは、今までのところ、他の人が提唱しているのを聴いたことがない。


もちろん、社会科学ならいざ知らず、自然科学の分野では、他人が気づいていないことに気づいたところでさほど意味はないし、そもそも非現実的だからこそ誰もそういう想いに至らないのかもしれない。


あるいは、プロパンガスの知らないところで、とっくにそういう研究は盛んになされているのかもしれない。


ともかく、プロパンガス「オリジナル」のアイデアとして。


その原料とは、ずばり「人工光合成によって得られたブドウ糖」だ。


化石燃料とはすなわち、植物が糖のカタチで蓄えた太陽エネルギーを、何千万、何億年後に我々が活用しているもの。


バイオフューエルの定義を仮に「植物の蓄えた太陽エネルギーを、リアルタイム(ここでは何千万年もかけずに、という意味)に人間の活用に適したカタチに変えた燃料」とするなら、いっそのこと、太陽エネルギーを糖に変える過程をも人為的にやってしまえばいいのではないかという発想だ。


太陽光発電は、太陽エネルギーを人為的に電力に変換するわけだが、太陽エネルギーを人為的に直接、液体燃料に変えるという考えだ。


二酸化炭素の循環という観点からすると、

・空中二酸化炭素を人工的に固定し、

・燃焼のカタチで再度空中に放出する

という自己完結型の経路が完成することになる。


まだまだ勉強不足だし、かといって今はビールのことで頭がいっぱいなのでしばらくは勉強もしないし、ってとこなのだが、まずはここに、備忘的に書きとめておくことにする。


ま、これ、日記だし。




** 人工光合成の研究、ようやく水の光分解ができるところまで来た段階のようで、まだまだ時間はかかりそう。