かんべえさんが４月６日 の不規則発言で、「戦後の総理のうち、任期満了で退陣したのは佐藤栄作と中曽根康弘しかおりません」と書いていたけど、厳密に言うと、総理大臣には任期はないから、これは自由民主党総裁職のこと。
ま、そんな細かいことはどうでもよくって、この２人と小泉純一郎の共通点は、良し悪しはともかく、アメリカべったりだったということ。
で、もうちょっと、特に為替に焦点を当てて見てみると、
・佐藤栄作のカウンターパーティーは共和党のニクソン
・この時、スミソニアン協定が結ばれる
・ニクソン在職中に田中角栄に代わり、変動相場制移行
・中曽根のCPも共和党のレーガン
・この時、プラザ合意
・レーガン在職中に竹下登に代わり、１ドル＝120.40円の安値記録
・小泉のCPも共和党のブッシュJr
・この時、中国元管理バスケット移行
・ブッシュ在職中に？？？に代わり、そして－－－－－－
てな具合になる。
前任者がアメリカ大統領と蜜月を築いていると、あとを受けた新総理はそこまではアメリカと懇ろになれず、たとえば通商問題なんかでぶっ叩かれるということだろうか。
ポスト小泉が誰であれ、日米関係は今よりは悪くなるわけで、中間選挙後にレイムダック化したブッシュにガツンとやられる、そういうことがないとも限らない。
としたら、ドル円の２桁回帰は来年のテーマ、てなことになるのかもしれませんぞ。