#254 EMPEROR | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

女性天皇を容認するかどうかということが、参院選がらみでもちょっと話題になった。


皇室典範で皇位継承者は「男系男子」と定められているが、その該当者が皇太子・秋篠宮の代以降に存在しないからである。

男女平等の時代なのだから女性天皇をも認めるべき、という安易な発想には、プロパンガスは与しない。


約2000年ものあいだ時代時代の価値観にとらわれることなく継承されてきたことにこそ天皇制の特殊性があるわけで、「今の時代の価値観」の勝手気ままで原則を歪めてはならないと考える。

その次に言われるのが、天皇制の歴史には8人もの女性天皇がいたのだから、女性天皇を認めることこそが原則にのっとったもの、という、何の問題解決にもならない意見。


たしかに、かつて女性天皇は存在した。


しかしそれらは皆、男系女子であったことを忘れてはならない。


女性天皇の子孫は、(その父親が皇族男子である場合を除いて)皇位を継承した前例がない。


皇位の継承は、男子か女子かである以上に、男系か女系かということのほうがもっと大切な要件になる。


そして今、男系女子の天皇を認めたとしても、やはり愛子様・真子様・佳子様の代で継承者がいなくなってしまうということだ。


根本的な問題解決にはならない。