安全管理というのは、どんな分野においても完璧ということはなかなか難しい。
１００％安全というのは、ありえないことだ。
そんなことは、重々承知している。
が、手抜きや、むしろ悪意にも近いような安全軽視には、憤りを覚える。
三菱ふそうにも唖然とさせられたが、六本木ヒルズの件も、タダゴトではない。
自動回転扉の誤作動が多いのなら、その度に誤作動であることを確認して運転再開すればいい。
その手間を惜しむのなら、カッコつけてないで手動の扉に換えたってかまわない。
それを、あろうことか、身長が大人よりも低い子どもの安全を犠牲にすることで解決を図るなど、いやあもう、ありえない。
ここは中国じゃない、日本だぞ。
ケガですめば赦されるというわけではないが、ひとつの命を奪ったということは、ほんとうにタダゴトではない。
直接責任のない関係者には気の毒だが、六本木ヒルズは、建物ごと取り壊すしかない。
森ビルと三和シャッターには、会社を清算していただく。
「ちゃんとする」とは、そういうことだ。