#153 YEAR END | プロパンガス

プロパンガス

いっしょうけんめい働いた人が
せめてビールぐらいは安心して
本物を飲める世の中をつくろう

年内最後の更新。

イラクに明け、イラクに暮れる1年だった。


ただ、イラクが自ら何かをやらかしたわけではなく、アメリカがイラクを相手に暴れまくった1年だった。


日本もかなり振り回された。

来年も、引き続きイラク情勢中心の日々だろう。


暫定統治機構がスタートすることは、イラク情勢収拾のシンボルなどではあり得ず、むしろ内戦的混乱が本格化するきっかけとなる。


そこにアメリカの大統領選挙が絡み、また日本でも自衛官殉死に伴う政権危機が予想され、参議院選挙があるだけでは済まないような事態になりそうだ。


日米同盟などに拘っているのだから、それもしょうがない。

イラク派兵は筋が通っていると言っているあいだは、プロパンガスは自衛隊派遣には大反対だ。


筋などどこにも通っていないのだから。


だが、「筋など通っていなくても、アメリカには逆らえないから派兵する」と涙ながらに謝罪してくれれば、耐え難きを耐え忍び難きを忍んでやらねばと想う。


ただし、日米同盟からの脱却に取組み始めるという約束が条件だ。


すぐには無理でも、着手しないことには、永遠にアメリカの属国のまんまだ。


中国カードやロシアカードは使いようもないが、独仏やアセアンとの連携はしっかりと推進しないといけない。

ともかく。

2004年は、荒れる。