年内最後の更新。
イラクに明け、イラクに暮れる1年だった。
ただ、イラクが自ら何かをやらかしたわけではなく、アメリカがイラクを相手に暴れまくった1年だった。
日本もかなり振り回された。
来年も、引き続きイラク情勢中心の日々だろう。
暫定統治機構がスタートすることは、イラク情勢収拾のシンボルなどではあり得ず、むしろ内戦的混乱が本格化するきっかけとなる。
そこにアメリカの大統領選挙が絡み、また日本でも自衛官殉死に伴う政権危機が予想され、参議院選挙があるだけでは済まないような事態になりそうだ。
日米同盟などに拘っているのだから、それもしょうがない。
イラク派兵は筋が通っていると言っているあいだは、プロパンガスは自衛隊派遣には大反対だ。
筋などどこにも通っていないのだから。
だが、「筋など通っていなくても、アメリカには逆らえないから派兵する」と涙ながらに謝罪してくれれば、耐え難きを耐え忍び難きを忍んでやらねばと想う。
ただし、日米同盟からの脱却に取組み始めるという約束が条件だ。
すぐには無理でも、着手しないことには、永遠にアメリカの属国のまんまだ。
中国カードやロシアカードは使いようもないが、独仏やアセアンとの連携はしっかりと推進しないといけない。
ともかく。
2004年は、荒れる。