これまでに観た中で、最高の映画の1本だ。
あまりにいい映画だったので、ベラベラと論評したくない。
ぜひ、自身の眼で観ていただきたい。
“Lord of The Rings”にしても“Matrix”にしても、想えば最近は、CGで合成された化け物の戦いばかりを観せられていた。
そういった映画の何十万体という単位の戦闘シーンに比べれば少ないが、生身のエキストラを千人単位で使った映像は、それ以上の迫力がある。
芸術的価値を云々するタイプの映画ではないが、最近のハリウッドに飽き飽きしている人には、うってつけの作品だ。
日本人なら、観ていてすごく勇気づけられたりもするだろう。
渡辺謙も真田広之も、トム・クルーズに負けないぐらい良かった。
それにしても小雪だけはどうにかならなかったのか。
疫病神のような薄幸さばかりがにじみ出る。
背が高いだけの女優なら、江角でも米倉でも、もうちょっとマシなのもいただろうに。