比例区での得票を見ればわかるように、民主党VS土建政党ではほぼ互角というところまで支持を延ばしてきた。
が、小選挙区では民主党VS土建政党+宗教政党という構図になるために、まるで歯が立たなかった。
完敗だ。
今後、例えば来夏の参院選で如何に戦っていくか。
この期に及んで土建政党に投票した人は、日本に土建国家としての道を歩ませたいという頑固な土建政党支持者だから、正直言って、これを取り崩すのは難しい。
宗教政党や護憲(憲法にただしがみつくばかり)政党、独善政党の支持者は、なお一層頑固な支持者たちだ。
このあたりから票を奪ってこようとする努力は、労ばかり多くて実りが少ないかもしれない。
掘り起こすとすれば、有権者の約4割もいる、今回投票に行かなかった人たちだ。
この人たちは、どの政党にもしがらみがないからこそ投票に行かなかったわけだから、この国の今そこにある危機の緊急性を訴えていくことで、次回は民主党に投票するために投票所に足を運んでくれる可能性がある。
もちろんそれは生易しいことではないし、相当な努力を必要とすることだが、今回他党に入れてしまったような頑
固な人々を寝返らせるよりはまだ現実的なはずだ。
敗北は敗北として受け止め、次のために動き出さなければならない。