おはようございます。

訪問介護と接遇マナー教育、採用コンサルの

合同会社あすなろの菊地です。

接遇マナーは人に対する気遣いのスキルなのですが

優しさを発揮して相手を気遣い過ぎると

マナーの本質からずれていってしまいます。

例えば取引先と電話のやり取りをする場合は

頼む側が電話を架けるのが当り前です。

ところが顧客企業の担当者が不在の場合

代わりに出た人が、担当者が戻ったら

こちらから電話を架けるようにしましょうか?と

気遣いを示してくれることがあります。

その言葉にすぐに甘えてしまったり

最初は甘えはしないものの

何度架けても担当者がつかまらないと

何故かイライラした気持ちになってしまい

顧客企業の担当者に対して結局は甘えてしまい

電話を架けてくれることを期待してしまったりします。

この考え方は接遇マナーの基本形からはずれています。

電話も、訪問も、用事がある方、物事を頼む方が

相手に向けてアクションを起こすのが礼儀です。

気配りや気遣いするのは良いことですが

やり過ぎて、立場や利得関係がごっちゃになって

しまわないように気をつけましょう。

冷静な思考で、利害関係をきちんと保ちながら

人に接してください。

優しさが過ぎると、人と人の関係は

段々ずれていってしまうのです。