臭気判定士の激闘 -126ページ目

臭気判定士の激闘

国家資格:臭気判定士がお送りする、消臭と脱臭対策について。悪臭苦情との闘いの日々。
キレイな空を目指して、株式会社カルモアの全コンサルタントが執筆しています。

こんにちわ。久方振りのエノでございます。

梅雨は雨が鬱陶しくて嫌になっちゃいますね。早く梅雨が明けてテンション上がる夏になって欲しいものです。。。

 

さて、先日社長のお供で韓国へ出張に行ってきました。

アジア圏でもいよいよ臭気対策の必要性が認識され初めてきた様です。

今回の訪問目的は、ソウル市内近郊のとある超大型複合商業施設の臭気対策でした。

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お国が違えど、お悩みの臭気問題は日本と同じで、

 ?飲食店からの厨房排気臭対策

 ?排水処理施設からの臭突排気対策

 ?駐車場からの排ガス及び排気臭対策

の3つでした。

その内、飲食店からの厨房排気臭対策については、現場を調査。

ファンやダクトワークと言った、基本的な設備フローは日本と一緒。

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>対策の検討はもちろんマグセライドにて。

常温酸化触媒フィルターの存在を知らないせいか、客先はかなり訝しがっていましたが、その存在と性能は日本にて折り紙付き。

排気風量や排気臭の強さに基づき、その場で大体の大きさと概算コストを弾いて客先へ提示。

 

ひとまず、後日見積を提出することにて打合せ終了。

マグセライドの海を越えた実績が出来ますよーに。

韓国からの臭気対策依頼が毎週数件飛び込んでくる。
韓国だけでなく、中国にタイにマレーシアなどなどからも問い合わせが来る。
アジア全体で数えると結構な数になる。

現在、カルモアには臭気対策コンサルタンテーションができる人間は9人ほどしかいない。臭気対策のコンサルテーションは極めて難しい仕事の一つ。

1.現状、問題になっている臭気はどの排気か。
2.その排気はどの技術が適しているか。
3.どのような設計・運転設定で性能が維持できるか。

一つの脱臭技術に詳しい人は結構いるが、数多い脱臭技術に精通し、最適な技術を選べる人はほとんどいない。

これはほとんどの脱臭装置メーカーが単一もしくは2つ程度の技術しか保有してないからである。

カルモアは燃焼技術から触媒燃焼、吸着、洗浄、消臭剤、セラミック、オゾンなどなど非常に広範囲な技術を保有しており、それぞれの専門家がいるのだけど、お客様に接する臭気対策コンサルタントはその全てについて習得しないとなれない。

だけど、だからこそ、失敗しない脱臭装置の導入が可能になるのだ。

なお、ここに書いてない技術についてはどう思うかと聞かれると、あまり良い評価はしていないから採用していないと考えていただいていい。

この業界には『画期的!』、『お墨付き!』みたいな鳴り物入りの技術がたくさんあるが、ほとんど気休めにしかならないものがたくさんあるのである。

公取委の排除命令をもらったスメルキラーや銀イオン系の類はほとんどがそうである。銅の洗面器をお風呂におくとお風呂のどこにもカビが生えない、なんて冷静に考えればあり得ないんだけど、CMというのは画像や映像で巧みにそれを画期的な何かにしてしまうのである。

家庭用の商品であれば、数百円程度の損ですむけど、業務用、産業用だと数千万円の装置がまったく効果を発揮していないという笑えない話がいっぱいある。

現在、23区の某商業ビルから依頼を受けている仕事は、厨房排気臭の脱臭装置がまったく効果を発揮せず、隣のビルからクレームが発生し、対応に苦慮しているというケース。このケースでは光触媒方式の脱臭装置が導入されていた。光触媒という技術は決して公取委に怒られるような嘘っぱちの技術ではない。

が、脱臭には量対量の問題が必ずある。排気される臭気に対してそれ相応の光触媒、および光線を出さないと処理等量は得られないはずで、今回のケースはあまりに貧弱な装置が付いていたのでクレームになった。

「最初は良かったんだけど・・・」
これは多くのお客様がおっしゃる言葉。
光触媒は充填剤に活性炭やセラミックを使うので、ある程度の吸着脱臭効果がある。性能を見極めるのは最低でも3ヶ月経過後。そこでニオイが出ているようだったらただの活性炭で良かったのかもしれない。

安い装置を買うと高く付く。

それはどんな技術もそうだが、脱臭装置はその典型でもある。

ちなみに我が社は、そのクレームを出さないための設計を行うのでどうしても値段が割高になる。理解してくださるお客様ばかりではないのがつらいところ。



さて、今回、韓国有数の商業施設の臭気対策。

原因は調べるまでもなく、厨房排気臭ということで屋上にお伺いすると

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ニオイは韓国料理のスパイスが効いた厨房排気。
すごい油の量と聞いていたけど、そうでもない。日本と同じレベル。

だけど、どこかで嗅いだことある香り。

と思ったら、日本のある脱臭メーカーの消臭剤箱が。
香りがあるタイプで消臭効果もあるらしいのだが、お客様曰く
「良くなった感じはするが、苦情は変わらない。」

こういう話本当に多い。
確かに安く済めばいいし、これでうまくいく現場もあるのだろうけど・・・。


苦情主との距離は100mほど。
臭気濃度は測定していないが、感覚で2000~5500ほど。
排気風量がとても大きく、120,000CMHあるので、苦情になってしまうのだろう。臭気濃度で90%程度落とせば確実に苦情は防止できそう。

一緒に同行したエノモト君と一緒にさくさくっと概算設計。

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その後、中央司令室で打ち合わせ。
総額を聞いたら担当者も腰を引いていたけど、ここまで取らないと臭気苦情は止まらないと考える。

結果はそのうち。

先週は、韓国に出張。

環境団体の講演会やRTOのメーカー担当者、そして3カ所の工場の臭気対策指導を行った。

韓国も世界金融危機の影響を受けて経済は下降線。

その中でも住民の意識向上を受け、悪臭苦情は増加傾向にあり、企業としても何らかの対策をやっていこうという意志が強くなってきた感じである。

 

講演会やRTOメーカーさんについては省略。

 

一ヶ所目はアスコン工場。

排気臭の臭気はアスファルト臭とLNGガスを燃焼させた臭気。嗅いだ感じでNOXが強いと感じた。200ppmくらいはあるような感じ。

その燃焼臭気は35mの煙突から排気しているのだけど、その先の住宅地で苦情が発生。被害者の会まで結成されている状況。

過去、日本の他社製消臭剤を使っていたのだけどどうにも苦情が止まらないので、他を探していたところ、近隣の同様の工場で消臭剤マイクロゲルを使用しているのを見てうちでも使ってみたいという申し込み。

申し込みがあってからは日本と韓国でメールを交換し合い、消臭剤スプレー設備一式についてリエンジニアリングしてもらい、マイクロゲルに最適な状態に設定。

200kgドラム缶×2缶と共にようやく現地入りした次第。

 

今回は三点比較式臭袋法のパネル道具一式を持ち込み、嗅覚測定による臭気濃度、臭気指数の算出を行った。

臭気判定士は僕一名で、パネルが3名だったので正式には公定法ではなく、簡易法といった方が良い測定。

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結果は1回目が臭気濃度5000が500に。2回目は5000が1000になった。

平均して80~90%の脱臭効率。

アスコン排気スプレーノズル部

 

 

 

 

 

 

 





消臭剤を噴霧するだけでこれだけの脱臭効率が出るのはおそらくマイクロゲルだけではないかと個人的には思う。

お客様も大満足してくれたようで、本当に良い仕事になった。

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写真は煙突の中の様子。

非常に細かいモイスチャーミストがトルネード上に煙突内を駆け上がる。

この細かいミストを撃つのが消臭剤を効かせるコツ。

 

 

こんにちわ。4月以降、日頃の業務に忙殺されてなかなかアップする余裕がなかったエノでございます。

世の中不況と言えども、臭気対策相談はひっきりなしに寄せられて参ります。

(成約まで至るかどうかは別の話ですが・・・(ーー;))

仕事があるだけありがたいと思って今は必死に応戦しております。

 

 

さてさて、最近急速に感染が拡大し、全国民の関心を集めている『豚インフルエンザ』。

皆様も耳にしない日はないと思いますが、昨日初めて豚インフルエンザ対策として、酸素クラスター除菌脱臭装置が納入されることになりました!!

エアモア

 

 

←室内設置タイプ エアモア

 

納入先はとあるコールセンター様。既に1台御利用頂いているお客様で、酸素クラスターの効果を体感しているお客様からのお問い合わせでした。

 

 

実はこの酸素クラスター、日頃脱臭だけにその効能が着目されがちですが、病院や老健施設と言った施設では、院内感染対策として導入された実績も多数あるのです。

もちろん、客先による第三者測定で空中浮遊菌に対する除菌効果は実証済みです。

 

そんな訳で、急速に拡がったウィルスなので、本ウィルスに対する効能までは確認できておりませんが、このお客様は酸素クラスターが有する空中浮遊菌に対する除菌効果に着目し、少しでも感染抑制の可能性があるならば、ということで御採用頂きました。

 

そんな社員思いで迅速な決断・対応をされたお客様の行動に、心打たれた出来事でした。

どうもご無沙汰です。GWは家庭内の事情で殆ど遊ぶことの無かったカルモアの公裕です。

以前にも紹介しましたが、2月の真冬の北海道で厨房排気臭の臭気対策のお話しをしたことがあります。

その物件ですが、先日ついに対策装置である『マグセライド脱臭装置』設置を迎え、他の営業等も兼ねて会社の後輩と5泊6日で行って参りました。

以前のブログにも記載しましたが、今回、設置できるスペースが限られている為、壁と壁の間の隙間に入れるという荒技で対策を取りました。

この壁と壁の隙間によく入った物だと設計した自分が苦笑いしました。

そしてこれがマグセライド!! 14列並べて押し込む形となりました。

また、今回の取った方法として、排気口から出ている厨房排気を数mしか離れていない給気口から吸引して問題となっていたので、まず、給気口の位置を移動し、ある程度可能な限り遠ざけました。

そして、マグセライドを給気側に設置して、流入してくる臭気を除去していく方法を取りました。

もしお金があれば最初から排気口で対策を取れば簡単ですが、すすきのという場所柄、それ以外でも臭気が入る原因は沢山あります。周辺の街自体がかなり臭いのです。

その為、あえて給気に入れる事で対策が完璧となるのです

一方で北海道である為、寒さの問題、結露の問題もあります。

それでもしっかりと問題無く設置が出来、恐らく、寒冷地だからといって問題となることもないでしょう。

そして北海道初上陸というのもまた、一つの実績であり、これを基に他の北海道のお客様も安心して使えます。結構営業していて、実績を気にしていましたから。

とかく、無事に設置を終え、臭気採取や調査をしましたが、現状では上手く行っている感じです。

臭気のピークにもよりますが、この飲食店ビルもやっと臭気の問題が解決していくと思います。

しかも今回は2月の調査時と違い5泊での仕事だったので、しっかりカニやジンギスカン、イクラにラーメンを満喫しました(^^) お陰で大満足です。一方で体重は若干増え、財布は痩せましたが…。

と、このようにどんなケースでも豊富な経験で対策が取れるのはカルモアの凄さであり、これがオンリー1と言われる由縁です。

もし臭気にお困りの方がいればカルモアへ何なりと申しつけ下さい。