3ヶ月間続いたKALMOR BAR。
昨日でようやく閉店。
2週目にインフルエンザで1回休店したが、あとは毎週開催できて本当に良かった。
いつかこんなお店も見やってみたいなぁと何となく思ってしまった。
BARをやって、何を得たかというと、本当に色々ある。
まずは感謝。忙しいのに来てくれた社員に感謝。
そして本当に楽しく為になる話をしてくれたゲストに感謝。
毎週、この場所を使わせてくれたHACHIの皆様にも感謝。
そして体力的にもきつかった中で、一所懸命手伝ってくれた嫁さんに感謝。
他に得たのは僕自身の気持ちの変化。
覚悟という点でひとつ、あきらめという点で一つ、優しさという点で一つ。
これはいずれ僕から体現されていくことでしょう。
そして社員の気持ち。
こちらに関しては残念だけど、相当な失望感。
理解という段階にまったく到達できず。
その努力を今後もあきらめないし、あきらめたくないけど、すごい絶望感に襲われた。
みんなまじめでいい人なんである。
だけど、これからの時代はそれだけでは全然ダメだ。
まじめに働くいい人は、言われたことを一所懸命にやってしまう。
仕事をこなすだけでは、確実にワーキングプアへの道をじりじりと下がっていく。
今のその立場にある人と自分たちがほとんど一緒であることにまず気付いてない。
ほんと紙一重の差でしかないのに、おそらく違うステージにいると安心してる。
だけど、そんな不安をいつも感じている子は結構いた。
だけど、不安になると資格を取ろうかという話。
なんで不況になった瞬間にユーキャンがあれだけのCM攻勢をかけるのか。
そういうところでてんでわかってない。
これは本当に真剣に人生とはなんぞやを考え込まないとわからない。
そしてこれだけは自分自身で見つけるものなのだ。他の誰も教えてあげられない。
だからこそ、真剣に向き合ってもらいたいと思ってそういう話を何度かしたけど、のれんに腕押しというかなんというか。
確かに、それを考えるタイミング・土壌の醸成というものがある。
結婚したとき、子供を持ったとき、これもまた人それぞれ。
だけど、遅ければ遅いほどハイリスクである。
安定志向の強い人ほど、ハイリスクな人生を選んでしまう。
これが平成の世の中なのだ。
そこから抜け出す方法はただ一つ。
必要とされる力はチャレンジ精神。
たぶん頭では解ってる。
だけど、一人としてできないだろう。
心が解ってないのだ。そういう子は目を見ればすぐにわかってしまう。
そういう子が一人もいなかったことに、あらためて納得し、どこかで驚いた。
そしてもう一つは、和というものの考え方の違い。
僕も和は好きである。というより和のないとこに自分を置くのはやはり嫌だ。
だけど、なあなあの雰囲気の中にある和の中に自分を置くのはもっと嫌なのである。
強い個が確立し、プロフェッショナリティのある人間同士で作る和。
そういうものが本当の和であると僕は考える。
そしてそういう人間同士でも、病気になったり不安定になったりするものだ。
それを強固な信頼関係の中でとことん助け合う。
今の社員とそれができたら本当に最高だろうな。
そういう点で昨日は衝撃的なスタートだった。
なんだろうね。本当に仲良し倶楽部なんだなと。
和でもなんでもない和から誰一人出られない。
でも、出たそうな子もいる。そういう子いるのである。
勇気が出ないんだろうけど・・・。
だからそういう雰囲気作りをやっていくのが僕の仕事なんだろう。
改めてそういう和を作ろうと心から誓った。
本当にありがとうございました。
ネット上ということもあり、社名・本名を伏せさせていただき、改めて御礼申し上げます。
Guest
大浦 様
ユン様
中村様
江野様
新会長様
社員の皆様