<工場に配属されてから>
どこの工場も、新入用の研修席みたいな所がある。
そこで数日~2週間程度能力をためされて、どの班に配属されるかが決まる。
そして1か月もすれば、所内の生活にも慣れてしまうだろう。3か月もすれば、同じ日々の繰り返しで飽きてしまうだろう。
いわば24時間365日ずっと誰かと一緒にこれから過ごすわけなので、最初の印象は大切だ。
<矯正指導日>
いつの間にかカレンダーの定番になっているが、工場に出ないで、それぞれの居室で勉強をするという矯正指導日が月に2回金曜日にある。
勉強をする事が、作業の代わりの義務なので、勉強をさぼっていると、懲罰を受ける。
話すこと(交談すること)も当然禁止である。
<職業訓練について>
刑務所により種類は異なるが、審査に受かれば半年~2年間ほど、職業訓練が受けられるという制度がある。
基本的には満期が近い人から優先的に採用される。
入所後、4か月で職業訓練に行くことができた私の例は、きわめて異例だ。
自所もしくは、他の刑務所に訓練の期間だけ移送されて、期間中は刑務所の作業を行うことはなく、勉強だけ出来るうえに作業報奨金も支給される。
また、例えば情報処理の訓練で比較しても、刑務所によりやり方が異なる。
例えば山形刑務所では、(ネットにはつながっていないが)一人一台のノートPCが支給されて、工場にいる間は使えるし、ITELの通信講座も受講している。それに比べて、PCもなく基本的に座学だけという刑務所もある。
また、訓練生ではなくても、所内で定期的に開催される資格取得試験は受講できる。
〇主な訓練
「電気工事士」「ビル設備管理」「調理」「クリーニング」「情報処理」「CAD」「園芸」「介護福祉士」「自動車整備」「溶接」「フォークリフト」「基本情報処理」「測量」「理容師」「船舶」など。
<移送について>
黒羽→山形の移送は、そのまま車で、
黒羽→佐賀少年刑務所は、ANAでの移送だった。
不思議な縁で移送に同行する職員は、私が初めて配属されてお世話になった工場の職員だった。
黒羽~羽田空港までが車で行くので4時間以上かかり、さらに空港内の個室で予定便まで2時間近くも静かに待たされた。
ここで昼食のコンビニ弁当を支給された
(牛カルビ弁当とお茶だった)。久しぶりの弁当だ。
そして搭乗手続きが始まる前に、一番最初に乗り込み一番後ろの席に座る(両側を刑務官に挟まれる)。
機内のドリンクはコーヒーかお茶を頼ませてもらえたが、これは職員しだいだろう。
手錠をして職員に挟まれた状態とはいえ、外を歩いて飛行機の窓からの景色も楽しめるという、この移送は受刑者にとってはとてつもない気分転換になる。
佐賀についたら、黒羽の職員ともお別れだ。
1泊して翌朝戻るらしい。
基本的には、今いる刑務所の職員が移送先の刑務所まで送っていく。迎えに来ることはない。
<移送延期について>
移送前日に工場から卒業して、移送部屋に移り、荷物を整理する。
そして、(場所が遠い場合は)移送日は普段の起床時間よりも早く起きて朝食を食べて、準備させられる。
さあようやく待ちにまった佐賀への移送だ、という朝に雪で交通機関が止まって延期になってしまった。
これは絶望だった。
遠方だから荷物は本も手紙も、先に宅配便で送ってしまっている。さらに日程を再調整するため、また2週間くらいは
後になるという話。荷物は到着次第そのまま返送してもらう事になったが、何も荷物がない状態というのは本当につらい。
しかも、元の工場の人たちにもまだ職業訓練に行ってないのか、と出退勤時に名札で「まだいるよ」とバレてしまうので、さらしもの状態だった。
この延期で予定していた訓練の開始日には間に合わず、途中参加することに。
しかも、冬の黒羽の室内温度は-10度である。
ずっとしもやけで指が膨れてものが握れない状態だった。
つくづく自分は不運である。
さらに2週間後、移送した日もちょうど4連休の直前で荷物の検閲が終わらず、部屋には何もないという状態。
まだ工場にも出てないのでテレビも見られないという状態でこちらも非常につらかった。「移送した」という手紙すら出せないのだ。
つくづく私は不運である。
これから、所内で書いていたノートを見直して、少しでも参考になればとの思いで、トピックに分けて、記事を随時アップしていきます。
順不同にはなりますので、ご了承ください。
質問などありましたら、お気軽にお知らせください。
<判決が確定してから刑務所入所前>
判決が裁判で2週間後に確定してから、3~4日後に系の執行が始まり、未決の部屋から、既決の部屋にうつされる。
(刑の起算日は、「判決確定日」から始まる)
この際に、(未決では購入できていた)お菓子類や私物の衣類などは、全て「宅下げ」か「廃棄or領置」する事になる。
既決房では、収容される刑務所が確定するまでの間(平均2週間前後)、部屋の中での(袋折りなどの)作業を行うことになる。物品購入は、既決になる前にすませておこう。
ここでの期間中に職員からの「分類面接」を受け、収容される刑務所が確定する。
「上告棄却」判決に対しては、「異議申立て」という手続きが出来る。ただし、同じ裁判所で再審理するだけであり、上告審よりもろくに審理されないため、時間のムダだ。
日本の司法には、このように形式だけ存在して、内実が伴わないものがたくさんある。法律に対する建前だけで、実際は法律は守られていない。
「異議申立て」は99%棄却されている。
これが棄却されるまでは約2週間程度だが、私の場合は上告審が約13日だったのに比べて、異議申立ては35日間の審理だった。
そもそも「上告審」がこんなにも早く終わること自体が職務怠慢ぶりが伝わるだろう。。
そして収容される刑務所への移送前日に荷物をまとめる。ただし、どの刑務所に行くのかは当日の朝までは知らされない。数人をまとめて移動することが多いようだ。
<刑務所入所日>
まず、着替えと身体検査を受ける。もちろんサオを持ち上げて、お尻の穴も広げさせられる。
荷物整理、医務、生活ルールのレクチャーで到着日は終わる。
身元引受人や手紙・面会のやり取りをする人の登録などもこの日に行われる。
それから1週間~2週間、部屋の中での作業をさせられる。
運動の時間に他の受刑者と話や散歩くらいは出来る。
そして毎週決められた曜日に、いわゆる「新入教育工場」にまとめて移される。
同じ頃に入所した同期で、作業をしながら刑務所でのシステムのレクチャーや、再犯教育、工場の振分け面接などが行われる。
ここでの評価により、行く工場が変わるので、人生を左右するとても大事な期間だ。
雑居房でのルール、TVの見方、入浴の仕方、食事の仕方、布団の畳み方、ごみの出し方、運動のルール、など様々なレクチャーがある。
刑務所に移送された後、「移送通知」という簡単な手紙を、1通だけ通常の手紙の発信回数とは別に発信することが出来る。
刑事事件では、おおむね下記の通り。
1:裁判官による人定質問(本籍などで本人確認)
2:検察官起訴状朗読
3:検察官による権利などの告知(黙秘権など)
4:罪状認否と弁護人意見
5:証拠調べ、冒頭陳述、証人質問など
6:被告人質問
7:あれば被害者側質問
8:検察官による求刑
9:弁護人の最終弁論と被告人の最終陳述
10:判決の宣告
途中に休憩も入る。
この状況の中で、感染対策を十分にして開催された資産運用EXPO行ってきました。
現状を逆に反映してそれなりに活況でしたが、いくつか見れたセミナーの中で最も印象に残ったのが
森永卓郎さんのセミナーです。
唯一(?)プレゼンの資料を使わずに、トークだけでの約50分ほどの講演。
きわどい意見も出してきて、彼の本気が伝わってきました。
トークだけで引き付ける力があれば、過剰な資料はいらないという見本ですね。
録音は途中からになります。(途中でノイズをカットしています)
大阪での内容は、こちらのブログでまとめられていました。
https://applegamba.hatenablog.com/entry/2020/09/10/215250
冒頭より一部抜粋
・菅氏で決まりだが、菅氏はすでに財務省に懐柔されている。
・安部首相の時には、官邸は経産省が管理していたが、安部のマスクや星野源とのコラボ他のコロナ対策の様々な失策により、評価が失墜していた。
・菅氏が総理に決まった際に、経産省の完了を追出して、今の官邸は財務省の管理になっている。
→これが追加の特別給付金をしぶる理由。
・直近2回の消費増税は財務省主導で引き上げられており、財務省が下げるとは思えない。
この辺から、引き込まれていきました。
まず、刑務所内で認められている、自己防衛の制度について紹介してみます。
ただし、ここで認められているのはあくまでも法律上の建前です。
実際に、これらの自己防衛の制度がどこまで有効かについては、ブラックボックスです。
ニュースになっていないという所が、その実効性の薄さを証明しているのかもしれません。
私は全て実施したことがあります。
が、ほとんどが無理やり理由をつけて却下されているという雰囲気を感じました。
刑務所がどんな事しても、それが社会にバレる可能性は低いですからね。
<不服申立ての種類>
1:審査の申請
→刑務所や拘置所を管轄する「矯正管区長」あてに、人権救済などの申立てを行うことが出来ます。
(刑務所の検閲を受けずに、封をして発信することが出来ます)
2:事実の申告
→実際に肉体的な行使、触った、殴ったなどの職員からの暴力措置、不当な拘束、隔離などの措置に対して、矯正管区長に申立てを行うことが出来ます。
これがあるためか、職員達は受刑者や受刑者の持ち物に触ることを極力嫌がります。
指紋という証拠が残ってしまうからでしょう。
3:(刑務所の)所長への苦情申出
→収監されている刑務所の所長あてに、書簡で苦情の申出を行うことが出来ます。こちらに対しては、職員も閲覧します。
4:法務大臣への苦情の申出
→法務大臣あてに直接、郵送で苦情の申出を行うことが出来ます。ただし、最高裁判所と同じで「具体的な法律と照らし合わせて、違法性があるもの」でなければ受理さえされません。
5:監査官に対する苦情の申出
→毎年1回(時期不定)実際に刑務所に視察に来る法務省の面接菅に対して、書簡または実際の面談を行ってもらって苦情の申出が出来ます。こちらも検閲なしで封が出来ます。ただし、全受刑者に対して2~3人で行うため、一人当たりの面談時間は15分程度です。
<相談制度>
1:各刑務所の視察委員会
→面接、書簡(所内にポストがある)、郵便の3種類で発送できます。こちらも刑務所の検閲は受けずに発送可能です。
弁護士や教育関係者などの地元の民間人数人で構成されている。
2:篤志面接委員との面接
→こちらも民間人で構成された委員と、事件や刑務所関係以外の相談が出来ます。出来る内容は刑務所により全く異なります。
3:刑務所分類課職員との相談制度
→所内での、作業や処遇、人間関係などについての相談が出来ます。
<医療>
1:指名医師による診療
→外でかかっていた医者や、以前に面識がなくても直接指名したり出来ます。ただし、保険はないので交通費も含めて全て自己負担になります。
2:歯科治療
→契約している外部の歯医者が月に数回、所内に来て行います。願せんを提出してから3か月前後は待たされますが、自己負担はなしで出来ます。ただし、治療方法は限られていますので、外では治療できるケースでも歯を抜くしかないという場合が多いです。
<改善指導>
いわゆる再犯防止のための教育というものです。
〇一般改善指導
→こちらは全受刑者が対象、月に2回矯正指導日という工場での作業はしないが、部屋で論文を書かされたり、教育用のテレビやラジオを視聴させられたりする日もあります。
〇特別改善指導
→それぞれの罪状にあわせた教育を他の工場の受刑者などとも一緒に行われます。
・薬物依存離脱
・性犯罪再犯防止
・被害者の視点を取り入れた教育
・交通安全
・就労支援
などが主な教育です。
刑務所によっては、やっていない教育もあり、それを行っている刑務所に半年~1年ほど移送される事も多々あります。
〇教科指導 中学、高校の学科教育
→外で学校を卒業していない人のためのプログラムです。
外国人でも受講可能で日本の学校を卒業している外国人は少ないので、外国人にとても人気があります。
〇通信教育
→私費、抽選による公費の2種類があります。
公費の倍率はとても高いです。
〇クラブ活動 合唱、太鼓、書道、詩吟、俳句など
→刑務所により全く異なります。
〇委員会
→実際に刑務所内の運営についての意見交換の会議が、月に1回程度行われます。
放送、体育レクレーション、編集、給食などが主な委員ですが、刑務所により異なります。
<教誨について>
教誨師という民間の(主にお坊さん)による、説法の時間が毎月あります。こちらも更生の点数稼ぎとして、
行っている受刑者が多いです。
他の工場との情報のやり取りの場に使われている事も多いです。
また、受刑中に親族をなくしたり、自分の事件の被害者のために祈る行事も毎月(希望者のみ)行われています。
<個人に与えられる3つの目標>
入所時に、各受刑者にあわせて、出所までに達成すべき3つの目標が与えられます。それの達成具合が毎月点数化されており、仮釈放の審査に影響します。
所内での処遇は、全て点数化されています。
私の場合は下記でしたが、実際はどの受刑者も内容はほとんど似ています。
1:被害者の感情理解に努めるとともに、二度と再犯をしない為の具体的な方法を考える
2:先を見通して考え、困ったら周囲に相談する習慣を身につけ、対処の幅を広げる
3:一生懸命に作業に取組む事を通じて、社会復帰後の目標や生活設計を具体的に考える
満期出所の場合は、出所1週間前に、
仮釈放の場合は、出所2週間前に、工場での作業は終えて「釈放前の居室」にうつされます。
ここでは雑居になるケースが多く、2週間一緒に釈放前のプログラムを受けていきます。
万が一ここで懲罰を受けたりすると、仮釈放が取り消されることもあります。
実際に工場に戻ってきた人もいました。
各刑務所の予算などによって変わってきますが、
・基本的なパソコン操作
・年金などの手続の仕方の講習
・就職面接の練習
・受刑中の生活態度や反省などについての作文
・基礎的なビジネスマナー
などが主なプログラムです。
その中の一つである「振り返りノート」で書かされる項目をメモしてきていたので、抜粋してみます。
1:まもなく釈放されることになりますが、自分自身の最大の問題点は何だったと思いますか。これまで反省したことを整理しながら、今後改善すべき自分の問題点を書き出してみましょう。
2:今回受刑生活を送ることになった原因として、それまでの自分の生活の仕方のどこに問題点があったと思いますか。子供の頃の様子、学校、職場、家庭での生活ぶり、事件を起こした頃の生活上の問題点など具体的に書いてみましょう。
3:今回の事件の「本当の動機」は何だったと思いますか。単に「お金が欲しかったから」「カッとなったから」「ストレスを発散したかったから」というのではなく、自分の心の奥底に潜んでいる本当の理由や目的について、今一度よく考えてみましょう。例えば、ストレス解消のためであったとしても、他にも方法はあったのに何故こっちを選んだのかというように、深く考えてみましょう。
4:これまでの自分の人間関係の持ち方(人との関わり方)について振り返ってみましょう。周りのひとたちとは協調してうまく付き合えていたでしょうか。自分勝手に振るまって、周りから嫌われていなかったでしょうか。
逆に、自分の言いたいこともあまり言えずに周りに合わせてばかりの付き合い方をしてはいなかったでしょうか。
いつも自分はこんな風だったという対人面での自分の癖や問題点を具体的に書出してみましょう。
5:これまでの自分のものの考え方、生活の仕方などが、どれだけ自分勝手なものだったかを振り返ってみましょう。どこが、どんなふうに、そしてどれだけ身勝手だったかを反省しながら、そのひとつひとつをできるだけたくさん書き出してみましょう。
6:事件を起こし、刑務所に収容されたことで、あなたはいろいろなものを失うことになったと思います。自分の一時の感情や欲求、あるいはちょっとしたミスで、どれだけ多くのものを失ってしまったかを考え、一つ一つすべて書き出してみましょう。
7:今日までの受刑生活をとおして、自分はこんなふうに変わった、以前の自分の問題点は、こんなふうに改善されてきたと思える点は、どんなところでしょうか。具体的に書出してみましょう。
8:今回の事件によって、被害を受けて人のことを考えてみましょう。あなたにとって被害者とは誰のことを指しますか。その人は今、事件をどのように考えていると思いますか。事件の直接の被害者だけではなく、いろいろな意味で被害を与えてしまった人がほかにもいるはずです。
それは誰なのか、どういう被害を与えたのか、よく考えて書いてみましょう。
9:今後は、二度と犯罪をしないという強い決意をもう一度固めてください。そして、その決意を具体的にしっかりとここに書きとめてみましょう。それは人に見せるためのものではなく、誰かとの約束事でもなく、自分自身への誓いの言葉です。真剣な気持ちで書いてみましょう。
これらに数百文字で回答していきます。
基本的に、毎月同じ様な内容をこれまでも書かされてきています。
どんな罪状であっても、同じ文言での教育です。
汎用性を高めるためであるとしても、ネットもない刑務所の環境では高度な教育は難しいとしても、やってる事は小学生レベルです。
ホリエモンなども、この様な文言を何度も書かされてきた
訳です。
罪状に応じた教育も別途用意されてはいますが、限定的です。
この様な教育で、再犯防止に励んでいると司法は言っている訳です。
刑務所では、毎月その月が誕生日の人たちを集めて「誕生会」というものが行われます。
工場での作業中に集められて、ささやかなお菓子とドリンクが提供されます。
来年はこれに参加しないようにするなよ(出所しろよ)という職員のお約束の言葉があり、
作業中なので急いで黙々と食します。
皆が作業中に一服出来るという、ささやかながらも貴重な気分転換の時間です。
忙殺されて更新が滞っております。
東京に8年ぶりに戻ってきました。
8か月で3回も引っ越しをしてしまいました(^▽^;)
徐々に活動を拡大していきたいと思います。
12月12日にTiAさんの下記ライブで出演させて頂きました。
6/27のこちらのライブにも出演させていただきました。
12月19日のこちらにも出演します。
サンタクロースが来ることを、子供が恐れてしまう様な情勢ですが
音楽が少しでも皆様の力になりますように。m(__)m
4つの仕事をやっており、なかなか時間がない状況ですが、私にしか出来ないことの一つを始めたいと思います。
※刑務所生活に関する質問や相談、受付けます。※
特に裁判中のかたなどは、不安を抱えているかと思います。
司法からの被害を受けない方法をお伝えいたします。
どのようにすれば仮釈放が良くなるかなどの相談もどうぞ(^O^)/
守秘義務は守りますので、お気軽にご相談ください。











